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コース料理は約1万円! サンフランシスコにできた犬のレストラン「ドーグ」に愛犬を連れて行ってみた

筆者

飼い犬を犬のレストランに連れて行ってみました。

Icarian Photography/Kristen Hawley

  • 筆者は飼い犬のヘイディ(7)をアメリカのサンフランシスコに新しくできた犬の店「ドーグ(Dogue)」に連れて行ってみた。
  • ドーグでは毎週日曜日に「ボナペティ・カフェ(Bone Appétit Cafe)」をやっている。
  • 飼い犬との100ドル(約1万4000円)のカフェ体験は楽しかったけれど、あくまでも"特別な日の贅沢"だと感じた。

「ドーグ」はサンフランシスコのミッション・ディストリクトに新しくできた、犬と犬の飼い主のための店だ。

ドーグ

Kristen Hawley


ドーグは2022年9月、交通量の多いバレンシア・ストリート沿いにオープンした。

バレンシア・ストリート

Kristen Hawley


ドーグは2015年からオンラインで犬用のフードを販売してきた。新しい実店舗ができたと聞いて、筆者は娘(5)と一緒に飼い犬のヘイディを連れて行ってみることにした。

入口の看板

Kristen Hawley


ドーグは"犬のレストラン"として注目されているが、主に犬用の作り立てのフードやカスタマイズされた食事プラン、豪華な犬のおやつを販売している店だ。

おやつ

犬用のおやつ。

AFImage


経験豊富なシェフのラフミ・マサルベー(Rahmi Massarweh)氏が始めた店で、マサルベー氏は飼い犬の寿命を延ばしたいと動物栄養学を学んだことでこの世界に「はまってしまった」と話している。

ラフミ・マサルベー氏

ラフミ・マサルベー氏。

AFImage


ドーグでは冷蔵の生のドッグフードを売っている。Lサイズ(340グラム入り)だと、鹿肉(野生)が14.50ドル、鶏肉(放牧)が24ドル、牛肉(牧草飼育)が34ドルだ。

ドッグフード

Kristen Hawley


他にも、犬の胃腸や毛並み、皮膚用のサプリメントも売っている(価格は9.95~14.95ドル)。公式サイトでは、生のフードへの切り替え方などを紹介している。

ドッグフード

Kristen Hawley


ドーグの"犬中心"の雰囲気は、この街とマッチしている。ドーグでは犬用のボウルやリード、首輪といったおしゃれなアクセサリーも販売しているが、これは子どもよりも犬の方が多いと言われるサンフランシスコにぴったりだ。

アクセサリー

Kristen Hawley

Source: SanFrancisco Magazine


2016年には、18歳以下の子どもの数よりも犬の方が5000~3万5000匹多かった。こうした環境の中で、ドーグは犬用のグッズやおやつなどを提供している。

店内の様子

A shelf of Dogue merchandise and dried dog treats.

Kristen Hawley

Source: KQED


ドーグは犬の誕生日や特別な記念日を祝う場所にもなっている。日曜限定で営業しているボナペティ・カフェでは犬とその飼い主がテーブルについて食事を楽しむことができる。

店内の様子

Kristen Hawley


テーブルは小さめのものが4つあって、犬と人間が寛ぐことができる。

店内の様子

Kristen Hawley


筆者が店に着いた11時頃には、全てのテーブルが埋まっていた。小さなフレンチブルドッグや大きなマスティフ、うれしそうなゴールデンドゥードル、興奮したコーギー(2匹)がいた。

店内の様子

Kristen Hawley


40分待って、ドアの近くのテーブルに案内された。ボナペティ・カフェは予約不可だ。筆者はこのラグが気に入った。

店内の様子

Kristen Hawley


照明までおしゃれだ! 天井から吊るされたシャンデリアは「犬の食事」というより「フルサービスのレストラン」のような雰囲気を生み出している。

店内の様子

Kristen Hawley


テーブルに着くと、高級レストランのようなレザーの表紙のメニューが手渡された。この日のメニューは3種類だ。1品ずつ頼んでもいいし、コースとして頼んでもいい。

メニュー

Kristen Hawley


娘がヘイディにメニューを読んで聞かせていたけれど、わたしたちは初めから75ドルのコースを試すつもりだった。テーブルについてから数分後、スタッフが注文を取りに来た。

娘と犬

Kristen Hawley


人間向けの無料サービスもある。スパークリングウォーターかオレンジジュース、ミモザの中から好きなものをカラフェと小さなクリスタルガラスのゴブレットで出してもらえる。

娘

クリスタルガラスのゴブレットで水を楽しむ娘。

Kristen Hawley


コースの1品目はすぐに出てきた。鶏肉(放牧)をリンゴ酢で8時間煮込んだチキンとチャーガのスープだ。単品で注文すると、27ドルの料理だ。

スープ

Kristen Hawley


ドーグのオーナーでシェフのマサルベー氏がヘイディのために、テーブルサイドでスープを注いでくれた。まるで人間が行く高級レストランのようだ。スープは温かいけれど熱くはないので、やけどの心配はない。

ヘイディ

Kristen Hawley


ヘイディは初め、テーブルの上の食べ物を自分が食べてもいいのか迷っているようだった。遠慮がちにスープをなめ始め、確認するように時々こちらの顔を見ていたけれど、興奮しているのは明らかだった。

スープをなめるヘイディ

Kristen Hawley


緊張していたのは最初だけで、ヘイディはこの料理が自分のものだと気付いた。スープをなめ終えると、3切の鶏肉をあっという間にたいらげた。料理を食べ終えるのに90秒とかからなかった。

料理を食べるヘイディ

Kristen Hawley


この時点までに、ヘイディはこれが自分のための体験だと理解していた。次は何が来るのかと、静かに自分の椅子の上に立っていた。店内の他の犬も同じような感じだった。

ヘイディ

Kristen Hawley


コースを頼んだら、メニューには載っていない"サプライズ"もあった。ヘイディはマサルベー氏が出してくれた有機栽培のカボチャを楽しんだ。

ヘイディ

Kristen Hawley


カボチャを食べ終えると、次の料理「チキンスキン・ワッフルとチャコール・フラン」もすぐに出てきた。単品で頼めば29ドルする料理だ。

メニュー

Kristen Hawley


ヘイディは、鶏皮とすりつぶしたキャッサバで作った小さなワッフルのにおいをかごうと立ち上がった。マサルベー氏がテーブルに置く前に、わたしが写真を撮る前に、ヘイディはひと口で食べてしまった。

ヘイディ

Kristen Hawley


ゼラチン状のフランをなめると、ヘイディは一瞬固まって、混乱しているようだった。先に付け合わせを食べてから、全てをたいらげた。

ヘイディ

Kristen Hawley


愛犬家に愛される店らしく、わたしと娘にはブッラータとバジルのカプレーゼサラダが振る舞われた。

人間用の料理

Kristen Hawley


マサルベー氏はカリフォルニア州の担当部局と協力し、州の検査を受け、認可を得てきた。通常の人間を対象にしたレストランを開くのに必要な認可は2つだが、ドーグのオープンには7つの認可が必要だったという。

ランチを楽しむヘイディ

Kristen Hawley


コースの最後の料理を前にして、ヘイディは明らかに落ち着きを失った。お皿に飛びつくような勢いで、テーブルに向ってジャンプした。

ヘイディ

Kristen Hawley


マサルベー氏が運んできたのは、牛肉(牧草飼育)のタルタルステーキだ。牛ヒレ肉とうずらの卵で作られたステーキの上にブロッコリースプラウトが乗っている。単品なら32ドルだ。

タルタルステーキ

Kristen Hawley


タルタルステーキは、レストランで人間に振る舞われるものとほとんど見分けがつかない。マサルベー氏はほぼ全てのメニューを食べているが、タルタルステーキは特に美味しいそうだ。ただ、味付けは全くされていない。

ヘイディ

Kristen Hawley


この料理には、ヘイディが唯一苦手な食材が使われていた。スプラウトだ。歯に挟まって、イライラしているようだった。

ヘイディ

Kristen Hawley


スプラウトを取ってあげると、ヘイディは牛肉に再び興味を示したものの、どうやらおなかがいっぱいになりつつあるようだ。マサルベー氏はカフェを訪れる全ての犬に同じ量の料理を提供しているが、ドーグのカスタマイズされた食事プランではそれぞれの犬が必要とするカロリーに合わせて量を調整している。

ヘイディ

Kristen Hawley


そこへ生のレイヨウの心臓で作った、メニューにはないデザートが出てきた。マサルベー氏が実際に食べてはいない、数少ないメニューのうちの1つだ(心臓を加える前に味見している)。

ヘイディ

Kristen Hawley


マサルベー氏によると、誕生日といった特別な日の他にも、一生に一度の特別な食事を楽しませてあげようと、高齢のペットを連れてくる人が多いという。ちなみにヘイディは7歳だ。

ヘイディ

Kristen Hawley


会計はチップ込みで100ドル。「これだけ上質な食材を使った料理を人間に提供すれば、料金は4倍くらいするでしょう」とマサルベー氏は言う。

メニュー

Kristen Hawley


うちの犬も、カフェにいた他の犬たちも、食事中は驚くほど落ち着いていた。大半の飼い主は犬にリードをつけていたが、どの犬も皆、料理に釘付けだったようだ。

店内の様子

Kristen Hawley


ドーグが一番大切にしているのは、動物への食事の与え方を見直すことだと、マサルベー氏は話している。「料理を紹介し、盛り付けるというアイデアがこの問題に光を当てることになると考えています」

店内の様子

Kristen Hawley


ドーグでは、ケーキのような見た目にも美しいさまざまな犬用おやつ(1つ15ドル) —— ただ、鶏肉やレイヨウで作られている —— も販売している。わたしたちが店に着いた時は、ショーケースにいっぱい並んでいたが、帰る時にはほぼからっぽになっていた。

おやつ

Kristen Hawley


こだわりは細部にまで行き届いていて、トイレにも楽しい犬のデザインが。

トイレ

Kristen Hawley


わたしたちはドーグでのひと時を楽しんだ。ヘイディはおなかがいっぱいになりつつも、家まで元気に歩いて帰った。ヘイディの"おなかの具合"には特に変化はなかった。

ヘイディ

Kristen Hawley


この贅沢な体験は特別な時にとっておこうと思うけれど、またドーグに行きたいし、次はグループで行ってみたい。

ヘイディと筆者

Icarian Photography

[原文:I treated my dog to a $75 tasting menu at a new SF restaurant for canines. She loved it, and it was so fun watching her eat from the table.

(翻訳、編集:山口佳美)

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