Andrew Kelly/Reuters
- 事情に詳しい関係者がInsiderに語ったところによると、数十人のツイッター従業員が11月23日の夜に解雇された。
- その関係者によると、主にエンジニアが対象となったこの解雇は社内でも驚きをもって受け止められたという。
- マスクがCEOに就任して以来、何千人ものツイッター社員がレイオフされたり、自ら辞めたりしている。
イーロン・マスク(Elon Musk)は2022年11月23日に数十人のツイッター(Twitter)社員を解雇したが、そのほとんどがエンジニアだったと、同社に詳しい2人の人物がInsiderに語った。
この解雇は社内で驚きをもって受け止められたという。マスクは今週始めの全体会議で、もう解雇は行われないと述べていた。
23日の夜に解雇された従業員には、業績上の理由で解雇されることが伝えられ、給与1カ月分の退職金が与えられたと、関係者の1人は述べている。
解雇のプロセスは、以前解雇された従業員が経験したものと同様だったと、2人は語った。コンピューターやワークツールへのアクセスは遮断され、解雇の通知は該当する従業員の個人的なEメールアカウントに送られた。
ツイッターの従業員は、すでに数千人がマスクによってレイオフされたり、自ら職を辞したりしており、手薄な状態になっている。ツイッターのチームはすでに人手不足で、多くの社員が感謝祭に働かなければならなかったと、関係者は述べている。
今回の解雇は、Insiderが以前報じたように、ツイッターのエンジニアやその他のスタッフに対し、彼らが取り組んだこと、完成させたいこと、書いたコードの具体的な行数を毎週報告するよう求めるマスクの新しい方針の影響が、少なくとも一部にあると考えられている。これらの報告は通常、金曜日に行われることになっているが、今週は感謝祭の休暇のため、23日水曜日に行われた。
ツイッターのリクルーターは外部のエンジニアを引き抜き、マスクはツイッターから解雇されたばかりだと報道陣を騙した人物を雇ったと報じられている。こうした動きから、スタッフはマスクが突然の解雇という習慣をやめたと思い込んでいたと、関係者の1人は述べている。
マスクの代理人は、Insiderのコメント要請にまだ応じていない。
(翻訳・編集:Toshihiko Inoue)