上司が移住を決意…完全リモートで組織マネジメントはどこまでできる? ある企業に起こった“悲劇”

Mariya Borisova/Getty Images

コロナ禍を機に広がった「リモートワーク」。行動制限が緩和され、平常時に戻りつつある現在も、リモートワークを継続している企業は多数あります。

コロナ禍以前から進められていた「働き方改革」の一環として、コロナ禍収束以降もリモートワークを選択できる制度を定着させる企業も少なくありません。

一方、働く人々の中には、リモートワークでも業務を遂行できる手応えを得て、遠隔地に移住した方もいらっしゃいます。

ほぼ自分1人で業務を完結できる専門職などであれば、フルリモートワークでも支障はなさそうです。では、組織のマネジメントを担う人材はどうでしょうか。

今回は、「バーチャルでの組織マネジメント・ピープルマネジメントはどこまで可能か」をテーマにお話しします。

「まるでAIと話しているみたい」

結論から言えば、「フルリモート“のみ ”ではマネジメントはうまくいかない」と私は考えています。

実際、これは多くの企業が実感しているようです。

先日、ある社長と対話した時、こんな話を聞きました。その企業は、合宿や研修旅行などを計画している企業と滞在施設(ホテルや旅館)のマッチングサービスを手がけているのですが、最近、企業からの依頼が増えているのだそうです。

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