テスラのイーロン・マスクとアップルのティム・クック。
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- イーロン・マスクは、世界最大のテクノロジー企業に対して公式に宣戦布告した。
- マスクは、アップルがApp Store内でのツイッターの地位を脅かしたが、「その理由は教えてくれない」と主張した。
- マスクはまた、アップルが広告支出を減らしたと主張した後、「言論の自由」を嫌っているのかと疑問を呈した。
世界一の富豪が、世界最大のハイテク企業に対して公の場で宣戦布告した。
イーロン・マスク(Elon Musk)は一連のツイートでアップル(Apple)の検閲と独占を非難し、同社がツイッターへの広告出稿を「ほとんどやめた」ことに対して、アップルとティム・クック(Tim Cook)CEOが「アメリカにおける言論の自由を嫌っているのか」と問い詰めた。
「アップルはApp Storeからツイッターを締め出すと言って脅しているが、その理由は教えてくれない」と、マスクはツイートし、最近の批判の理由を明らかにした。
アップルにマスクのツイートについてコメントを求めたが、まだ回答は得られていない。
マスクはまた、アップルがApp Storeで30%の販売手数料を取っていることを批判し、「30%を払う」か「戦争に行く」かの2択で、「戦争に行く」の道を選ぶ車が写っている高速道路の写真をツイートした(現在は削除されている)。
多くの中小企業が以前、アップルのApp Storeでの30%の手数料を非難しており、「フォートナイト」のEpic Games(エピック・ゲームズ)との法廷闘争にもなっている。
マスクがApp Storeを批判するのはこれが初めてではない。彼は5月、30%の手数料について 「本来あるべき姿の10倍」 だと述べていた。
11月28日の攻撃的なツイートは、マスクとクックの確執をエスカレートさせるだろう。マスクは他の著名な億万長者を痛烈に批判することも辞さず、過去にジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)やビル・ゲイツ(Bill Gates)などを批判するツイートをしている。
[原文:Elon Musk is going to war with Apple]
(翻訳・編集:Toshihiko Inoue)