作成:Life Insider
ほとんどの人にとっての生活必需品、スマートフォン。現代は、スマホの使い方からその人の暮らしや嗜好が分かるとも言えそうです。中には、真似したくなるようなスマホの活用術もあるはず。
第5回は、LGBTQ+のための転職・就活サイトを運営する「JobRainbow」CEO・星賢人さんのスマホの中身をご紹介します。
星賢人さん
D&Iを通じて、世の中の仕組みをアップデートさせていこうと試みています。D&I SaaSプロダクトを採用と組織開発の両軸で提供しており、企業の中で多様な人材が安心感を持って活躍できる環境を構築し、さまざまなバックグラウンドを持ったタレントの採用ができる状態を生み出しています。D&Iと聞くと(デジタル/非デジタルのような)マイノリティ VS マジョリティといった二項対立を思い浮かべる人もいますが、本来「誰もが何かのマイノリティ」です。自分の中にあるマイノリティ性に気付くところから、お互いの違いを理解し活かし合えるような世界を作っていきたいですね。
星さんのホーム画面がこちら!背景は、会社のロゴをベースとしたオリジナルのものとのこと。
「ここ2年くらいはホーム画面の配置をいじっていないです。ダウンロードしたアプリがどんどん溜まっていくかたちですね(笑)」
星さんの愛用アプリ3選
忙しくても手軽にヘルシーな食事を
「YASAI PAY」
オフィスに野菜を届けてくれるサービス「OFFICE DE YASAI」の電子決済アプリ。
「毎週、オフィスに野菜や健康的な食事を届けてもらっています。冷蔵庫から自分が食べたい、飲みたいものを選んで取り出し、アプリでバーコードスキャンすると、リーズナブルで健康的な食べ物を手に入れることができます。仕事中、お腹が空いたり健康的なもの食べたいなあというときに便利ですし、履歴を見て食生活チェックにも使っています」
LGBTQ+当事者の「あったらいいな」から生まれた
「@here」
LGBTQ+にとって安心安全な生活を実現するための情報アプリ。
「トランスジェンダーが外出すると、オールジェンダーなトイレがなく困ることがありますが、自分の現在地に合わせて近くの多目的トイレを探せたり、LGBTQ+に理解のある美容室やスポーツジムなどを調べることもできるんです」
毎日の健康管理はコレ
「OMRON connect」
オムロン製品とペアリングすることで、血圧や体重などバイタルデータをスマホに記録・管理できるアプリ。
「コロナによる運動不足と在宅ワークで体重が増加したため導入。オムロンの体重計と連動させて、毎日の体重・体脂肪率・筋肉量・体年齢をチェックしています。結果として60kgから55kgまで落とすことができ、今では体年齢18歳です(笑)」
デジタルデトックスではなく、リアルと連動させる
そもそも、スマホだけで完結できるサービスは少なくなっている、と星さんは言う。
「『YASAI PAY』も『omron connect』もリアルなプロダクトがなくては利用する意味のないもの。『@here』は位置情報をベースにLGBTQ+の安心安全な生活をサポートするもので、むしろいかに現実世界の生活を豊かにできるかにフォーカスしたアプリ。
アプリを使う・使わない、デジタル・アナログといったように、空間や世界やプロダクトを二項対立で捉えるのではなく、いかに2つの接続を滑らかにしていくかがこれからの時代、デジタルに上手に向き合うコツじゃないでしょうか?デジタルデトックスではなく、ハーモニーさせていきましょう」(星さん)