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アメリカ空軍、最新ステルス爆撃機「B-21レイダー」を公開

初公開された新型爆撃機「B21レイダー」。

初公開された新型爆撃機「B21レイダー」。

Courtesy of Northrop Grumman

  • アメリカ空軍は、カリフォルニア州パームデールで新型ステルス爆撃機「B21レイダー」を発表した。
  • この爆撃機はノースロップ・グラマンが開発した第6世代の航空機だ。
  • 2023年就航予定だが、正確な時期は地上試験の結果次第となる。

アメリカが30年以上ぶりに導入する新型爆撃機「B-21レイダー」

12月2日に公開された新型爆撃機B21レイダー。

12月2日に公開された新型爆撃機B21レイダー。

Courtesy of Northrop Grumman

アメリカ空軍は2022年12月2日、長年の極秘開発を経て、ステルス爆撃機「B-21レイダー」をカリフォルニア州パームデールの空軍施設で発表した。新型爆撃機が一般公開されるのは、1988年以来。

同機は、中国やロシアとの関係がますます悪化する中で、アメリカ軍の支柱となることを目指して総合軍需企業のノースロップ・グラマン(Northrop Grumman)が開発した第6世代戦闘機だ。

ノースロップ・グラマンによると、同機が就航するのは2023年の予定だが、今後の地上試験の結果次第で状況は変わるとしている。現在、試験機となる6機のB-21レイダーが同社のパームデール工場で組み立てられている。


同機は、長距離飛行能力、高い生存性、ミッションペイロードの柔軟性を提供する

ノースロップグラマンが開発したB-21レイダーは、12月2日にカリフォルニア州パームデールにある同社の施設で初公開された。

ノースロップグラマンが開発したB-21レイダーは、12月2日にカリフォルニア州パームデールにある同社の施設で初公開された。

US Air Force

B-21レイダーは、次世代のステルス技術、高度なネットワーク機能、オープンシステムアーキテクチャを駆使して開発され、ハイエンドの脅威環境に最適化されているとノースロップグラマンは述べている。

この戦闘機は、通常の兵器と核兵器の両方を運搬することができる。

「B-21は最新鋭の軍用機であり、先駆的なイノベーションと卓越したテクノロジーから生まれたものだ」と、ノースロップグラマン航空システム部門バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのダグ・ヤング(Doug Young)は述べている。

「レイダーを見れば、毎日何千人もの人々が献身的にその技能を発揮して完成させたことが分かるだろう」


B-21の外装は洗練されていて、前身であるB-2スピリットによく似ている

アメリカ空軍が公開した長距離打撃爆撃機B-21の完成イメージ図。

アメリカ空軍が公開した長距離打撃爆撃機B-21の完成イメージ図。

U.S. Air Force via AP

しかし、B-21はさらにいくつかの現代的なアップデートが行われる。

AP通信によると、ノースロップ・グラマンのキャシー・ウォーデン(Kathy Warden)CEOは「内部動作がB-2と比較して格段に高度になった。コンピューティング能力がかなり進化し、              B-21のソフトウェアに組み込むことができるようになったからだ」と述べている。

軍事アナリストがAP通信に語ったところによると、新たな推進技術、より高度なステルス機能、電波放射の新しい制御メカニズムなどがアップデートされる見込みだという。


B-21は先進技術を用いて地上システムをクラウドに移行したデジタル爆撃機だ

B-21レイダーの完成イメージ図。

B-21レイダーの完成イメージ図。

US Air Force

2022年初め、アメリカ空軍とノースロップ・グラマンは、B-21の地上システムデータをクラウド環境に移行するデモンストレーションを成功させた。

このアプローチは、低コスト化と即応性のアドバンテージを促進するための取り組みだという。


B-21は、ドーリットル空襲で第二次世界大戦の流れを変えた空軍兵80人の「勇気ある精神」を称えるために「レイダー」と名づけられた

日本軍の軍事・工業施設への攻撃に備え、航空母艦USSホーネットの甲板に並ぶB-25「ミッチェル」爆撃機と乗組員。1942年4月撮影。

日本軍の軍事・工業施設への攻撃に備え、航空母艦USSホーネットの甲板に並ぶB-25「ミッチェル」爆撃機と乗組員。1942年4月撮影。

U.S. Air Force

CNNによると、「レイダー(Raider)」という名前は、フロリダ州エグリン空軍基地の第337試験評価飛行隊に所属する空軍兵によって提案されたという。

真珠湾攻撃から数カ月が経った1942年4月、80人の有志が日本への報復爆撃を行ったドーリットル空襲にちなんだニックネームだ。

「我々はB-21に、空軍兵が誇りを感じるような名前を付けたかった。特にこれを操縦し整備する兵士たちにとって」と第337飛行隊のジェイミー・ヘルナンデス(Jaime Hernandez)中佐は2016年に述べていた。

「それに、我々の歴史の要素を取り入れたかった。ドーリットル・レイダーズの物語がまさにそれだ」


12月2日の公開イベントには、アメリカ国防長官などの招待客が出席した

B-21レイダーの除幕式に出席したロイド・オースティン国防長官。

B-21レイダーの除幕式に出席したロイド・オースティン国防長官。

Courtesy of US Air Force/Northrop Grumman

ロイド・オースティン(Lloyd Austin)国防長官も出席した。

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