Z世代が消費を牽引しているが、その多くは「BNPL(あと払い)」

Z世代の買い物客がショッピングモールに殺到

Kena Betancur/Getty Images

  • 2022年のブラックフライデーとサイバーマンデーには、Z世代の買い物客が殺到した。
  • しかし、彼らの多くは「BNPL(今買って後で払う)」のサービスを利用してホリデーショッピングをする。
  • BNPLは購入代金を簡単に支払う方法に思えるが、それで借金を重ねてしまう若い消費者もいる。

アメリカではZ世代の旺盛な購買意欲が、2022年のホリデーシーズンの消費を牽引しているが、そこにはリスクが潜んでいる。

今回の年末商戦は盛り上がりに欠けるだろうと予想されていたが、ブラックフライデーとサイバーマンデーには多くの人がかなりの買い物をしたようだ。全米小売業協会のデータによると、感謝祭(11月24日)から5日間のホリデーショッピング期間に買い物をしたアメリカの消費者は過去最高の1億9670万人で、その多くがZ世代だったとCNNは報じている

市場調査会社NPDのアパレル業界アナリスト、クリステン・クラシ-ズンモ(Kristen Classi-Zummo)はCNNに、「今回のブラックフライデーで目立ったのは、多くのZ世代が店舗に出向いたことだ」と述べている。

「若い消費者がショッピングモールに殺到し、ブラックフライデーが社交イベントのようになった。彼らは早い時間から友人と一緒に買い物をするために訪れたのだ」

小売業者は若い買い物客が殺到することを喜んでいるようだが、彼らは今年の年末商戦でお金を使い過ぎ、借金を重ねてしまう危険性が高いという。

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