冬のトレンドの一部が終わりを迎える。
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- Insiderは、この冬、クローゼットから外すべきアイテムを2人のスタイリストに聞いた。
- ミニマリスト・ファッション・ブームは去り、鮮やかなカラーや大胆なアクセサリーが流行している。
- スタイリストによると、部屋着はスウェットの上下から、よりエレガントなニット素材のものに替わるという。
スプリットヘム・パンツは、定番のワイド・パンツに
より万能で古くさくないワイド・パンツを選ぼう。
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冬のワードローブからスプリットヘム・パンツを外す時が来た、とパーソナル・スタイリストおよびショッパーでクレ・ドール(Clé D'or)創業者のクリエナ・ネダービーン(Kriena Nederveen)は言う。2021年の代表的なスタイルだが、すでに時代遅れな印象だ。
ネダービーンのお勧めは、シックで実用的なワイド・パンツ。日中にもイブニングにも、どちらにも使える。
ゆったりとしたチュニックではなく、パリっとした白シャツに
今シーズンはフィット感のあるスタイルがトレンドに。
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チュニックや、同じようにゆったりとしたトップスも、取り替えるべき、とネダービーンは言う。「思っているような効果はない」とInsiderに語った。
「ボリュームが出てしまうだけで良くない」
チュニックの代わりに、パリっとした白シャツを選ぶと良い。ジャストサイズでもオーバーサイズでも良いという。ウエストにタックインするだけで良い。
ブーティーは、ウエスタン風よりもラバーのチャンキーヒールを
ウエスタン・ブーツの人気は過去のもの。
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ウエスタン風のブーティーは、今となっては少し古くさいとネダービーンは言う。「また流行るかもしれないが、ブーツは今、新たな方向へと歩んでいる」とInsiderに語った。
代わりに、ゴツゴツとしたソールのドラマチックなアンクル・ブーツを選べば、装いをアップデートできる。分厚いゴムのソールは、主にワーク・ブーツに使われてきたが、ファッションにもチャンキー・プラットフォームという形で入って来ている。
セットアップは、スウェットからエレガントなニット素材に替える時
スウェットをいかしたければ、単品使いに。
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パーカーのセットやスウェットの上下は、在宅ワーク生活を送る多くの人にとって大きな存在になっているが、もう手放す時だとネダービーンは言う。「手放したくないのであれば、セットでは使わずに、休みの日ゆっくり過ごす時に着て」とのこと。
「または、フィットネス用にしてジムに着て行く」
もっと良いのは、新しくニットのセットアップを手に入れること。ニットはポロシャツやヨガ・パンツからタンクトップやスカートまで、種類も豊富。「リラックス感のある素敵なニットのセットアップは、エレガントでありセクシー」とネダービーンはInsiderに語った。
ウォーターフォール・カーディガンをやめて、「ジャーディガン(jardigan)」か「シャケット(shacket)」に
ウォーターフォール・カーディガンは確実に時代遅れ。
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時代遅れになったウォーターフォール・カーディガンとはお別れする時が来たとパーソナル、ウエディングおよびエグゼクティブ向けのワードローブ・スタイリストでザ・スタイル・ザット・ビハインド・アス(The Style That Binds Us)の共同創業者、アリソン・ブルン(Alison Bruhn)は言う。
代わりに、「ジャーディガン(ジャケットのようなカーディガン)」か「シャケット(シャツのようなジャケット)」を加えてみては。
アクセサリーは、小ぶりで繊細なものから、ステートメント・ジュエリーが主流に
華奢なアクセサリーとはお別れ。
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繊細で小ぶりなジュエリーはやめて、ステートメント・ジュエリーに。「イヤリングからベルトまで一新されている」とブルンはInsiderに語った。
「大胆なアクセサリーが流行りになっている」
ニットは、クロップトや柄ものではなく、オーバーサイズに
柄もののクロップト丈セーターは、厚手のオーバーサイズ・ニットに替えて。
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ボクシーなクロップト丈のセーターは、少し厚手のオーバーサイズ・ニットに替わる、とブルンは言う。
ブルンのお勧めは、大き目のニットを、ミッドライズかハイライズのジーンズにタックインするスタイル。「これで腰回りがすっきりと、きれいに見える」とブルンはInsiderに語った。
ニーハイ・ソックスが新鮮で、ロゴ・タイツよりも使いやすい
ロゴ・タイツは合わせる服が限られるかもしれない。
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ロゴ・タイツこそステートメント・アクセサリーであり、おもしろいアイテム。だがネダービーンによると、1度履いてしまうと、その後履きづらくなるという。
代わりにお勧めするのが、ニーハイ・ソックス。新鮮で、使い回しがきく。
ニュートラル・カラーの服を、ホットピンクのような大胆な色に
今シーズンは、ワードローブをカラフルに。
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落ち着いたニュートラル・トーンに代わりブルンが勧めるのは、大胆で、鮮やかな色。「控えめなミニマリズムと落ち着いたニュートラル・カラーは終わり、ホットピンクが来る」とInsiderに語った。
ジーンズは、ローライズのスキニーよりも、ハイウエストの、ストレートかワイド・レッグが良い
ハイウエスト・ジーンズ好きは一安心。
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スキニー・ジーンズ人気は数年続いており、最近は2000年代初頭のローライズ・スタイルが復活しそうだ。だがネダービーンによると、ハイウエスト人気もまだ終わらない。「スキニー・ジーンズもまだ使えるけれど、ハイウエストのものにした方が良い」という。
「それが最新のデニム・スタイル」
ストレート・レッグやワイド・レッグも、トレンドのアイテム。
コテージコア(cottagecore)ブームは去り、フルオン・グラマー(full-on glamour)ブームが到来
春夏に人気だった、繊細でゆったりとしたスタイル。
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コテージコアとは、田舎の生活のロマンチックに表現にした美学。フルオン・グラマーが、これに取って代わる、とブルンは言う。
「大胆な色使いにスパンコール、セクシーなサテンやシルク素材のものを選んで」とInsiderに語った。派手な色のフェイクファーのジャケットやコートも良いチョイス。
ブレザーは、トラディショナルなものより、オーバーサイズのものを
伝統的なブレザーをアップデート。
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「伝統的なブレザーは、オーバーサイズなものに替わりつつある」とブルンはInsiderに語った。
「ほぼすべてのブランドが、オーバーサイズにしている」
だが、このトレンドは誰にでも当てはまるものではない、と強調する。「もし、おじいちゃんのブレザーを着ているような感じがするなら、または、ボクシーに感じて自信がないのであれば、このトレンドは取り入れないで」とのこと。
「これに関しては直勘に従って」
オーバーサイズが気分でなければ、好みのシルエットを選び、トレンドは色で取り入れてみよう。