強風を「受け流す」折りたたみ傘は、廃ペットボトル3本で出来ている|Better Shopping

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撮影:加藤肇

外出先での突然の雨に備えて、折りたたみ傘を持ち運ぶ人は多いはず。

最近は軽量コンパクトな製品もあり、バッグの中で邪魔にならないのは嬉しいところだ。

だが、軽量さと強度はトレードオフの関係にあることが多い。肝心な時に強風や強雨で傘の骨が折れてしまった……というのは最悪の事態だ。

風を受け流す骨の構造

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ビコーズ「U-DAY RE:PET Mini」税込2970円

撮影:加藤肇

折りたたみ傘「RE:PET Mini(リペット ミニ)」は、この問題を解決。

重量は約199グラムで、収納時の長さは約23センチ(どちらも実測値)と、軽量かつコンパクトだ。

それでいて、強風や強雨にも負けない頑丈さを備えていることが特徴になっている。

骨の素材には、柔軟性のあるグラスファイバーやポリカーボネートを採用。内側から生地を支える「受骨」が曲がることで、正面からの風を受け流す構造になっている。

実際、骨を外側から押して曲げてみると、想像以上にしなやかなことに驚く。

日傘としても使える

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撮影:加藤肇

生地は防水・撥水加工はもちろん、UVカット加工もされている。

紫外線遮蔽率は98%以上(生地の色味によって多少異なる)となっているため、晴雨兼用で使える。

昼間の強烈な日差しとゲリラ豪雨の両方に備えないといけない夏場でも活躍してくれるだろう。

残念なところ:サイズは小さく感じるかも

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折りたたみ時のサイズが小さいのは嬉しいが……。

撮影:加藤肇

使用時の直径は93センチで、身長170センチの私でも背負っているバックパックが濡れてしまいそうに感じる。

これも軽量・コンパクトな本体とのトレードオフだが、購入の際には慎重に検討したい。

廃ペットボトルをリサイクルした生地

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撮影:加藤肇

RE:PETシリーズの製品は、世界中から集めた廃ペットボトルを再資源化したポリエステル生地を使用している。

廃ペットボトル3本分で、1本分の生地になる。

「エコテックス スタンダード100」の認証を受けた生地のため、有毒な化学物質が含まれていないことも特徴だ。

傘は日常生活で欠かせない道具だが、このアイテムは環境問題を身近に感じる道具でもある。

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