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NASA、「ボイジャー1号」の不具合を約45年前のマニュアルで解決

ボイジャー1号のイメージ画像。

宇宙探査機「ボイジャー1号」のイメージ画像。

NASA

  • NASAは2022年5月、宇宙探査機「ボイジャー1号」が不可解なデータを地球に送信していることを明らかにした。
  • 問題解決のため、ボイジャー担当チームは、1970年代に作成されたマニュアルを精査。2022年8月末、この不具合が解決されたと発表した。
  • この不具合が発生した理由は、いまだに不明だ。エンジニアチームは、ボイジャー機体の老朽化や、現在ボイジャーが航行している星間空間の状況によって引き起こされた可能性があると考えている。

2022年5月、アメリカ航空宇宙局(NASA)の科学者チームは、宇宙探査機「ボイジャー1号」の姿勢制御システム(AACS)が不正確なデータを送信していると発表した。修理方法を見つけ出そうとしたエンジニアチームは、何十年も前に作成されたマニュアルを掘り返した。

そして、8月30日に発表された更新情報でNASAの担当者は、ボイジャー担当チームがこの謎めいた不具合を解決したと明らかにした。ボイジャーは、すでに動作しなくなっていたコンピューターを経由して情報を送信しており、これがデータに異常を生じさせていたという。

ボイジャー1号は、対をなす探査機ボイジャー2号とともに、1977年に打ち上げられた。当初想定されていた設計寿命は5年で、木星、土星、天王星、海王星と、これらの惑星の周囲を回る衛星を近距離から観測することが目的だった。

しかし、45年近くにわたって宇宙空間を航行したボイジャー1号と2号は、どちらもいまだに稼働している。2012年にはボイジャー1号が、太陽風の届く範囲と宇宙空間の境目にあたるヘリオポーズに到達し、太陽系圏内から星間空間に出た初の人工物になった。現在は地球から約148億マイル(238億km)の距離にあり、太陽系外からデータを地球送り続けている。

「これほど長く機能を維持するとは、誰も思っていなかった」と、NASAジェット推進研究所でボイジャーミッションのプロジェクトマネージャーを務めるスザンヌ・ドッド(Suzanne Dodd)は、今回のトラブルの解決策が見つかる前の2022年夏に、Insiderにそう語っていた。

「だが、実際にここまでたどり着いた」

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