アルゼンチンのスター、リオネル・メッシ選手。
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- ワールドカップ優勝は、アルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手にとっての悲願だ。
- そして、それはアルゼンチン代表チームの「ほぼ全員」が愛飲しているハーブ飲料、イェルバ・マテの勝利とも言えそうだ。
- アルゼンチン代表はマテを愛飲するあまり、カタールに1100ポンド(約500キログラム)ものマテを持ち込んでいる。
攻撃は試合に勝つことにつながり、守備は優勝へとつながる —— そして、アルゼンチン代表チームが愛飲するハーブ飲料もワールドカップ優勝に向けた大きな助けになっているのかもしれない。
カタールで開催中のFIFAワールドカップでアルゼンチンは大活躍していて、メッシ選手だけでもこれまでに6試合で5ゴール3アシストを決めている。
1次リーグの初戦ではサウジアラビアに衝撃的な敗北を喫したものの、アルゼンチン代表はその後、メキシコ、ポーランド、オーストラリア、オランダ、クロアチアに勝利し、決勝進出を果たした。
そして、こうしたアルゼンチン代表の活躍を支えているのは、チームの"水分補給"なのかもしれない。
ニューヨーク・タイムズなどが報じているように、アルゼンチン代表はマテを愛飲するあまり、カタールに1100ポンド(約500キログラム)ものマテを持ち込んでいるという。
南米で人気のマテは、イェルバ・マテの葉や小枝を乾燥させて作るカフェイン豊富な飲み物で、ホットでもアイスでも、お茶としてもソフトドリンクとしても飲まれている。
カタールにマテを持ち込んでいるのはアルゼンチンだけではないが、ブラジルは26ポンド(約12キログラム)、ウルグアイは530ポンド(約240キログラム)と、その差は圧倒的だ。
ニューヨーク・タイムズは、メッシ選手を含めアルゼンチン代表チームの「ほぼ全員」がマテを飲んでいると伝えている。試合の後に飲んだり、チームのバスの中でも飲んでいるという。まさに習慣だ。
「自分たちにとっては水みたいなもの」
水分補給をするアルゼンチン代表選手。
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アルゼンチン代表のMFアレクシス・マカリスター選手は「ぼくらが1つになるために、他の何よりも(マテを)飲んでいる」とThe Timesに語っている。
アルゼンチンの元ユース代表で、現在はアメリカのオースティンFCでプレーしているセバスティアン・ドリウッシ選手も、アルゼンチンではマテは「潤いを与えてくれる」と栄養士が言っているとThe Timesに語った。
「自分たちにとっては水みたいなものです。試合前のロッカールームでは、皆が常に(マテを)飲んでいます」
「アルゼンチンでは、マテが友情を作ると言われてます」
アルゼンチンは12月18日(日本時間19日午前0時)に行われる決勝で、フランスまたはモロッコと対戦する。
※編集部より:初出時、水分補給をする選手の写真がクロアチア代表選手のものになっていました。お詫びして訂正致します(2022年12月15日19:05)。
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