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- もしあなたが絶望的な気持ちになったり、興味を失ったり、イライラを感じているなら、マッチングアプリを休んだ方がいいとセラピストのモニカ・ベルマーニ(Monica Vermani)氏は話している。
- 恋愛から一歩離れてみることは正常で健全なことだとベルマーニ氏は話していて、年末年始のホリデーシーズンはアプリを休むのに理想的なタイミングだという。
- マッチングアプリを削除して、友人と過ごしたり、趣味やセルフケアのための時間を作ろう。
マッチングアプリは恋人探しを手軽にしたが、だからといって常に"スワイプ"している必要はない。
マッチングアプリを休むことで、もっと軽やかな気持ちで生産的な時間を過ごすことができると、セラピストのモニカ・ベルマーニ氏はInsiderに語った。
ベルマーニ氏は、マッチングアプリやマッチングサイトを使う前に自分の目的 —— 新しい出会いを求めているのか、腰を据えて付き合える人を探しているのかなど —— をはっきりさせておくことが重要だと話している。目的がはっきりしていれば、自分の気持ちや行動をきちんと観察して、いっぱいいっぱいになったり燃え尽きたりする前に、休んだ方がいい"サイン"に気付くことができるとベルマーニ氏は言う。
「自分の状態が良くないと、悪いところばかりが目に付いたり、人をからかったり、イライラしている自分に気付くでしょう」と『A Deeper Wellness: Conquering Stress, Mood, Anxiety and Traumas』の著者でもあるベルマーニ氏は話している。
同氏によると、年末年始のホリデーシーズンはマッチングアプリのデトックスをするのに良いタイミングだという。家族と過ごす時間が増えたり、新しい年のことを考える時期だからだ。アプリを使っていてネガティブな感情にとらわれたり、自暴自棄になってしまうなら、それはマッチングアプリをしばらく休むべきサインだとベルマーニ氏は話している。
マッチした相手からのメッセージを絶えずチェックしてしまう
マッチングアプリをチェックするのに毎日何時間も費やしている人は、しばらく休んだ方がいいとベルマーニ氏はアドバイスしている。
恋人候補からのメッセージを絶えずチェックしてしまうというのは、"誰かに自分のことを受け入れてもらいたい"という気持ちが強くなり過ぎているサインかもしれないという。
「自分の価値はこれをやることで得られる、あるいは自分を好きになってくれる人がいるから自分には価値があるなどと思ってしまうと、落胆することになります」とベルマーニ氏は話している。恋愛以外でも自分の生活に満足している時にデートをするのが一番いいと同氏は言う。
うまくいかなかった時に自分や相手を責めてしまう
マッチングアプリは自暴自棄になって使うものではないとベルマーニ氏は言う。もし初めてのデートがうまくいかなかった時に自分や相手の行動のあら探しをして、悪循環に陥っている自分に気付いたら、それは休みを必要としているサインかもしれない。
ベルマーニ氏はパートナーがいない人は恋愛を"パフェの上に乗っているさくらんぼ" —— デザートに彩りを添えてくれるが、美味しいパフェに絶対に欠かせないものではない —— くらいに考えた方がいいと話している。そうでないと、非現実的な期待をしてしまう可能性があるという。
デートを成功させなければとプレッシャーを強く感じているクライアントには、相手と恋に落ちることだけがマッチングではないとベルマーニ氏は伝えているという。
「未来のパートナーを紹介してくれる友人と出会えるかもしれませんし、オープンな姿勢で豊かな人付き合いを求めて会いましょう」とベルマーニ氏はアドバイスしている。
やりとりに「ワクワク」よりも「げんなり」
デートをするのが億劫だったり、義務のように感じているなら、一度距離を置いてみましょうとベルマーニ氏は話している。
パートナーを求めてデマッチングアプリを使っている人の中には、家族に聞かれた時に「頑張ってる」「努力してる」と言いたいからやっているという人も多いという。
ただ、どんな人に出会えるんだろうと心からワクワクする気持ちこそがマッチングアプリを使うモチベーションのはずだと、ベルマーニ氏は指摘する。
「いい人がいるはずだという希望を感じられるかどうかに尽きます。多くの人は『いい人に出会うぞ!』という心構えでアプリを使っているわけではありません。ただなんとなくやっているのです」とベルマーニ氏はInsiderに語った。
しっかり休むために、アプリは「削除」
マッチングアプリに疲れたなと思ったら、携帯電話からアプリを削除するようベルマーニ氏はアドバイスしている。
アカウント自体を削除して、また使いたいと思った時に新たなアカウントでスタートするのも良いという。そうすれば、休んでいる間にあなたとマッチしていた相手をアプリのアルゴリズムにはじかれずに済むとベルマーニ氏は話している。
マッチングアプリを休んでいる間は、自分にとって楽しいことや心が落ち着くことを積極的にやってみるのがいいという。友人と時間を過ごしたり、趣味を探したり、美味しいものを食べたり、睡眠をたっぷり取ることなどをベルマーニ氏はお薦めしている。
同氏によると、自分のこころとからだの健康を維持するルーティンが固まれば、デートの難局を乗り切り、より広い視野で物事を見られるようになるという。