2023年に投資すべき｢ベストカンパニー｣19銘柄。モーニングスター分析｢ディフェンシブかつ競争優位｣

だとすれば、投資家はボラティリティ（価格変動）への対応を前年ほど気にしなくていいことになる。

いずれにしても、これからやって来るとみられる景気後退を乗り切る方法の一つは、安全策に徹することだ。中でも、食品や飲料、家庭用品、衛生用品など、生活必需品を提供するブランドに投資するのが最良の選択肢だろう。

コンシューマー（B2C）ディフェンシブセクターの企業は、安定した需要の期待できる製品を提供しており、景気低迷時でも相対的に深刻なダメージを回避できる。

そうした状況を背景に、米投資信託評価機関のモーニングスター（Morningstar）が、2023年に投資すべき｢ベストカンパニー｣と評価するコンシューマーディフェンシブ銘柄をリストアップしている。

19銘柄が｢ベスト｣と評価されたのは、同セクターの競合他社に対する競争力が揺るぎない、もしくは競争上の優位性が高まっていることが理由だ。それに加えて、将来キャッシュフローの予測可能性、経営および資産の効率性も評価の対象となった。

さらに、企業の持続性に貢献する要素として、変化の過程にある環境・社会・企業統治（ESG）問題に効率的に対応できるビジネスモデルを有するかどうかも評価のポイントとした。

同社は以下の19銘柄が今後20年間、コストを上回るリターンを生み出すと断言している（時価総額は11月末時点）。

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【最速】首位はテスラで44％増、2023年｢2桁％売上高を伸ばす優良企業｣ランキング。ゴールドマンS予測

【1】ウォルマート（Walmart）

［時価総額］4110億ドル

【2】プロクター・アンド・ギャンブル（Procter & Gamble）

［時価総額］3535億ドル

【3】ネッスル（Nestle）

［時価総額］3236億ドル

【4】コカコーラ（Coca-Cola）

［時価総額］2751億ドル

【5】ペプシコ（PepsiCo）

［時価総額］2558億ドル

【6】コストコホールセール（Costco Wholesale）

［時価総額］2387億ドル

【7】ユニリーバ（Unilever）

［時価総額］1255億ドル

【8】アンハイザー・ブッシュ・インベブ（Anheuser-Busch InBev）

［時価総額］1147億ドル

【9】ディアジオ（Diageo）

［時価総額］1034億ドル

【10】モンデリーズ・インターナショナル（Mondelez International）

［時価総額］923億ドル

【11】エスティローダー・カンパニーズ（Estée Lauder Companies）

［時価総額］841億ドル

【12】コルゲート・パルモリーブ（Colgate-Palmolive）

［時価総額］647億ドル

【13】レキット・ベンキーザー・グループ（Reckitt Benckiser Group）

［時価総額］509億ドル

【14】ハーシー・カンパニー（Hershey Co）

［時価総額］482億ドル

【15】アンベブ（Ambev）

［時価総額］475億ドル

【16】コンステレーション・ブランズ（Constellation Brands）

［時価総額］475億ドル

【17】ブラウンフォーマン（Brown-Forman）

［時価総額］350億ドル

【18】マコーミック（McCormick）

［時価総額］228億ドル

【19】クロロックス（Clorox）

［時価総額］183億ドル

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