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筋力と持久力は同時に鍛えられる! アメリカの元レンジャー部隊隊員が明かす、ワークアウトの秘訣

ニック・ベアさん

ニック・ベアさん。ベア・パフォーマンス・ニュートリションの創業者で、アメリカのレンジャー部隊に所属していた。

Nick Bare

  • トレーニングをする際、筋力を鍛えるか持久力を鍛えるかで迷う必要はなく、十分な食事を取ることが大切だとニック・ベアさんは話している。
  • ベアさんはアメリカのレンジャー部隊に所属していたこともあるからだづくりのプロで、フルマラソンでは3時間を切っている。
  • 軍での経験が目標を達成するための強さを自分に与えてくれたと、ベアさんはInsiderに語っている。

トレーニングをする際は筋力か持久力かどちらかを選ばなければならないと一般的に信じられているが、アメリカのレンジャー部隊に所属していたこともあるパーソナル・トレーナーのニック・ベアさんによると、それは迷信だという。

フルマラソンでは3時間を切り、アイアンマンレースやウルトラマラソンを完走、ボディビルや重量挙げの大会に出たこともあるベアさんは、長距離を走っている人でも筋肉を付けることはできると考えている。ベアさんはこれを「ハイブリッド・トレーニング」と呼んでいる。

サプリメント会社ベア・パフォーマンス・ニュートリション(Bare Performance Nutrition)を立ち上げるかたわら、ベアさんは大学で栄養学を学び、その後、米軍で4年間過ごした。

軍での経験がからだづくりや競技での成功につながるマインドセットを教えてくれたと、ベアさんはInsiderに語った。「もう1回」がベアさんのモットーだ。

ベアさんはさまざまなトレーニング・プログラムを盛り込んだワークアウト・アプリをやっていて、ユーザーに自分の限界を試すようアドバイスしている。

「自分の限界は試してみなければ分かりません」とベアさんは語った。

「身体的、精神的な限界を試すには、本当にきついことをやるのがいいです」

走るために筋力を犠牲にする必要はない

ベアさんが若い頃、一番重視していたのは筋肉を付けることだった。

「ただただからだを大きく、筋肉を付けたいというマインドセットを持っていたこともありました。筋肉が落ちてしまうのではないかと、有酸素運動を怖がっていたんです」とベアさんは当時を振り返った。

「筋肉を付けるという自分の可能性を狭めてしまうと考えていました」

ベアさんは持久力も付けたかったが、「小柄な痩せたランナー」になるのが不安だったという。

ところが、自己実験、調査、研究を通じて、ベアさんは両立できることを学んだ。

やり過ぎないこと、短すぎないこと、しっかり食べることが重要だという。

「有酸素運動は筋肉をつけたり、筋力をアップさせたり、活力を高めるのに有効なトレーニングだと分かりました」とベアさんは話している。

走力や持久力を付けるのに週に110キロ以上走る必要はないし、筋肉や筋力を維持したいならやり過ぎないことが大事だと、ベアさんはアドバイスしている。週に30キロくらいで十分だという。

「走りを続けながら、あなたは最高のボディビルダー、最高の筋力アスリートになるつもりですか? 恐らく違うでしょう。ただ、この2つのバランスを取りつつ、走ることにおいても筋力トレーニングにおいても能力を高めたいなら、実現する方法はあります」

トレーニングの量は徐々に増やしていくことが重要だ。普段の筋力トレーニングに有酸素運動を単にプラスしてはいけない(逆もダメ)。筋力トレーニングを20~25%削って、その時間とエネルギーを走ることに使おう。そうすることで、トレーニングのやり過ぎが防げるし、からだを回復させる必要があるとベアさんは話している。

自分のからだの声を聞き、常識に従って行動する自己調節も重要だという。

また、ハイブリッド・トレーニングにおいては食事も大きな役割を果たし、筋肉をつけつつ持久力を高めようとして人々が犯す最大のミスの1つが、十分な食事を取らないことだとベアさんは指摘している。

軍隊経験が精神的な強さを身に付ける役に

常にからだづくりに興味を持っていたベアさんだが、自分の可能性に気付いたのは軍隊経験のおかげだという。

レンジャー部隊の隊員になるには、戦術やリーダーシップに関する61日間の厳しい訓練を修了しなければならなかった。ベアさんの場合、途中で失敗もあったので、結局145日かかったという。

「自分が疲れている時やお腹が空いている時にどんなリーダーシップを発揮するか、ものすごく疲れていたり、ものすごくお腹が空いている人間をどう率いるかが評価されます」

「レンジャー部隊の養成学校で自分は4カ月半過ごしました。13キロ以上痩せました。実質的に筋肉を全て失ったんです。ワークアウトはせず、走ってばかりいたからです」

ベアさん

米軍に所属していた頃のベアさん。

Nick Bare

ただ、この経験がベアさんに「信じられないようなこと」など何もなく、自分が思っている以上に自分のからだは追い込むことができると教えてくれたのだという。

この「競争上の精神的な強み」がエクストリーム・スポーツで自分のからだを追い込む際には、体力よりも圧倒的に重要だとベアさんは話している。

このマインドセットがベアさんの現在のトレーニング・プログラムにも影響を与えている。

「自分がやっていることは全て『自分の身体能力の限界はどこにあるのか? 』という軍のマインドセットに帰結します」

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