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そのアドバイス、信じて大丈夫? 金融系インフルエンサーの信憑性を確かめる4つのポイント

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金融系のブログとポッドキャストを発信しているミシェル・ジャクソン氏は、パーソナルファイナンスについて語っているインフルエンサーの多くはプロのファイナンシャルアドバイザーではないため、注意するよう呼びかけている。

Catherine Falls/Getty Images

  • 筆者はパーソナルファイナンスに関するコンテンツを発信しているが、決して金融の専門家ではない。
  • パーソナルファイナンス系のインフルエンサーは正直に、プロのファイナンシャルアドバイザーに相談するよう呼びかけるべきだ。
  • 参考にしようとしているパーソナルファイナンス系のコンテンツが、法的・倫理的なガイドラインに則っているか、必ず確認しよう。

筆者は自分のお金に関する失敗談を共有することで、パーソナルファイナンスの分野でインフルエンサーとしての立場を確立した。

私と似た状況に陥り、私に共感してくれる人を一人でも助けられたらという願いで始めたので、自分と同じ金融オタクたちとパーソナルファイナンスについて議論するのは楽しく、お金の話を通して私なりのささやかな形で誰かの役に立てることが嬉しかった。

しかし、自分の経験談を前面に出すことで、私のフォロワーたちが私を金融の専門家だと、身に余る誤解をしてしまったことに気付くまで、かなりの時間がかかった。

お金に関する経験談を共有することでパーソナルファイナンスの分野でインフルエンサーとしての立場を確立し、私自身、自分の力の及ばないところで私が金融の専門家だという誤解を与えてしまったのだ。なので、そろそろパーソナルファイナンスのコンテンツにネット上で触れる際に注意すべき重要な点を紹介しなければいけないと考えた。

常識で判断し、自分でリサーチすることも忘れずに

私はお金にまつわる経験談を共有することをなるべく多くの人に勧めたい。それと同時に、騙されやすい誇大宣伝に対する注意も喚起したいと考えている。魅力的な金融情報が溢れた世の中にあって、私の経験談は魅力的とは程遠い。

数千万円の借金を4カ月で完済したわけでもなければ、年収が数千万円あるわけでもない。しかし、私の財政状況は以前に比べてはるかに改善しており、それが一番注目すべき点なのかもしれない。

私にはフォローしているお気に入りの金融系インフルエンサーがいて、日々モチベーションやインスピレーションをもらっている。

実は、私が借金と無縁になるための資産管理を始めた頃、大好きだったある有名な指導者がいて、金融系インフルエンサーのグルのような彼の強気の主張と儲け話を熱心に聞いていた。

彼のコンテンツを何年か参考にしていた私はいつしか彼を超えるようになり、彼らの手法に疑念を抱き始めた。実際、彼がなぜあのようなアドバイスをしていたのか疑問に感じていたのは私だけではなかった。彼らのやり方に疑念を抱いた私は間違っていなかったのだ。

私は誰かが変化を起こすためのインスピレーションを与えることができたら嬉しい。だが、お金に関して私の知識の範疇を超えるアドバイスを求められるのには違和感がある。ネット上のパーソナルファイナンス系の分野で、どれだけ多くのインフルエンサーが適当な見解を語っているのだろうと思うことが多々あるからだ。

私は情報提供はしても、特定のアドバイスはしない

個々の財政状況はそれぞれ微妙に異なり、個人的な状況によって違うものだ。私は金融の専門家ではないが、お金の話をすることに関してはエキスパートだ。そしてこの違いが非常に重要だ。

私はもう二度とお金の失敗はしないと言いたいところだが、それは不誠実なコメントになる。本当はいまだに失敗をしてしまう。しかし、以前より回数が減り、いつか失敗と無縁になりたいというのが誠実なインフルエンサーだ。

私は専門家ではないけれども、私のブログを読んだりポッドキャストを聞いてくれた人にとって、案外役に立っていることに気が付いた。私が実際に使い、節約や予算管理、借金の返済や収入を増やすのに役立ったアプリやサイトを紹介しているからだ。

特定のアドバイスはせず、そのような経験談を共有するだけでも、読者やリスナーが知らなかった情報を提供することができる。その上で、彼らが自分でリサーチし、私が紹介した商品やサービスが自分の財政状況の改善に役立つかを見極めることができるのだ。

金融系インフルエンサーの信憑性を確かめるポイント

金融系インフルエンサーをフォローしている人は、下記の点を確認することを推奨する:

  • スポンサードの表記は明確か?:コンテンツで紹介しているツールや商品でインフルエンサーが収入を得ていることを開示しているか? 法律上は開示するのが義務。
  • 官公庁のガイドラインに従っているか?:米連邦取引委員会(FTC)などのガイドラインに則り、上記のような関係を開示し、娯楽目的に限ったコンテンツであることが明確になっているか?
  • 個別の問題は専門家への相談を推奨しているか?:お金に関する個々の問題についてはプロの専門家に相談することが重要であるということが明確にされているか?
  • 資格の有無を明記しているか?:あなたのお気に入りの金融系インフルエンサーは、コンテンツの中で自分が有資格のファイナンシャルプランナーであるかどうかを開示しているか? もし本当に専門家だったとしても、そのコンテンツがプロによる個別のアドバイスに代わるものではないことが明確でなければならない。

私は当然ながら「金融の専門家」という肩書を与えられることに不安を感じている。お金で何度も失敗してきたし、今後も失敗を繰り返してしまうだろうという点について私は率直でいたい。

お金のことなら何でも知っていると言う人を信じてはいけない——そんなことは不可能なのだから。

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