血糖値の上昇が緩やかなアガベシロップを買ってみたものの…健康な食生活に近道はないのかも|Better Shopping

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撮影:加藤肇

肥満や虫歯など、砂糖の摂り過ぎがもたらす体への悪影響は数多くある。

血糖値の急激な上昇と降下(血糖値スパイク)の要因の一つにもなっていて、動脈硬化や糖尿病などにつながる危険性が指摘されている。

低GIの天然甘味料

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「シェフズチョイス オーガニック アガベシロップ」税込1134円

撮影:加藤肇

砂糖の代替となる甘味料はさまざまなものが売られているが、アガベシロップもその一つ。

原料はブルーアガベという植物(リュウゼツランの一種)で、テキーラの原料としても有名だ。

アガベシロップの特徴は、血糖値の上がりやすさを示す指標であるGI値(Glycemic Index)が21と低いこと。

なお、GI値はグラニュー糖が110、上白糖が109とされているため、21がかなり低いことが分かる。

私が購入したChef's choice(シェフズチョイス)のアガベシロップは、有機JAS認証やACOオーガニック認証などを取得したメキシコ産ブルーアガベから作られている。

クセがなく食べやすい

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撮影:加藤肇

アガベシロップを味見してみると、砂糖よりも甘味が強く感じられる。

砂糖の約1.3~1.5倍の甘味とも言われており、使用量を減らせるのが嬉しい。

試しにヨーグルトにかけて食べてみたが、クセはなく、食材の風味を損なうことはなさそうだと感じた。

紅茶やコーヒーなどの飲み物に加えても良いし、煮物などの料理で使っても上品に仕上がるだろう。

留意点:摂り過ぎれば太る

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撮影:加藤肇

アガベシロップには血糖値の元となるブドウ糖はあまり含まれず、代わりに果糖の含有率が高くなっている。

そのため、血糖値の上昇は緩やかなものの、カロリーは(砂糖ほどではないが)しっかりある。

また、果糖はブドウ糖のように体内でエネルギーとして利用されることがない。

低GIだからといって油断して摂り過ぎれば、肥満につながってしまうことには留意したい。

健康的な食生活のきっかけに

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撮影:加藤肇

肥満や糖尿病などの生活習慣病は、日本を含む先進国に共通する社会課題だ。

アガベシロップを購入したことは私にとって、糖類の種類や性質、肥満や糖尿病との関係などについて知識を深める、良い機会となった。

同時に、仕事中についつい甘いものに手を伸ばしてしまう自分自身を反省することもできた。

年が変わるこのタイミングで、みなさんも健康的な食生活や運動習慣、休養などについて、今一度考えてみてはどうだろうか。

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