ニューヨーク州バッファローでは、1977年の有名な冬の嵐よりも激しい吹雪で、4日間で1メール以上の雪が降った。12月26日現在、雪はまだ降り続いている。
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- ニューヨーク州バッファローは4日連続で雪とハリケーン級の強風に見舞われた。
- この嵐は停電を引き起こし、人々を閉じ込め、救急車の活動を妨害している
- エリー郡の行政官は、12月26日現在、少なくとも27人が死亡したと発表した。
クリスマスの週末に北米を襲った冬の嵐「エリオット」は、ニューヨーク州バッファローにとって少なくとも100年間で最悪の吹雪になった。
エリー郡のマーク・ポロンカーズ(Mark Poloncarz)行政長官は、キャシー・ホークル(Kathy Hochul)ニューヨーク州知事が「世紀の吹雪」と呼ぶこの災害で、2022年12月26日午後4時(現地時間)現在、少なくとも27人が死亡したと述べた。
ポロンカース行政長官はフェイスブック(Facebook)への投稿で、そのうち14人は屋外で死亡が確認され、さらに4人は暖房のない屋内に閉じ込められて死亡、3人は救急隊が到着できず死亡したと述べている。また、3人は車の中で、3人は雪かき中に心筋梗塞で死亡したと投稿している。
凍てつくような気温、ハリケーンのような風、1.5メートル以上の雪が、27万7000人が住むニューヨーク州西部の都市バッファローのクリスマス休暇を悲劇で埋め尽くした。
「壊滅的だ。戦場のようになった」
バッファロー出身のホークル知事はクリスマスの記者会見で、厳しい冬と降雪で知られる同市でも「最も破壊的な嵐として歴史に残るだろう」と述べた。Syracuse.comによると、死者数は1977年の吹雪による23人を大きく上回っている。
「爆弾低気圧」と呼ばれるこのような吹雪は低気圧が急激に発達した結果で、短時間で気温が大きく低下すると地元のWNBCは報じている。
NBCニュースによると、全米ではコロラド、イリノイ、カンザス、ケンタッキー、ミシガン、ミズーリ、ネブラスカ、ニューヨーク、オハイオ、オクラホマ、テネシー、ウィスコンシンで合わせて57人が死亡しているという。
この悲劇の中で、バッファローでは心温まる話もあった。停電に見舞われた家族を消防署がクリスマスの夜に宿泊させ、地元の夫婦は10人の外国人観光客を受け入れて、エリオットの怒りをやり過ごした。