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いまだ投資に「恐怖」を感じている人へ、FPが伝えたい3つの事実

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投資のことをよく知らなければ、不安になるのは当然のこと。

paikong/Shutterstock

  • 株式市場への投資でお金を失うことを恐れ、投資をはじめていない人は多い。
  • その不安を軽減させるためファイナンシャルプランナーたちは、いかに株式市場が時間とともに価値を高めていくかを顧客に説明している。
  • さらに、顧客のニーズを満たし安心して投資できるよう投資戦略をカスタマイズする方法も伝授している。

この年末、日本では2024年から運用開始される新NISAの枠組みが発表され、「貯蓄から投資へ」の機運はさらに高まった。しかし、10月に発表されたMMD研究所の調査によると、いかなる投資も「行っていない」日本人の割合は、いまだ59.2%も存在するという。

実際、毎月ギリギリの生活をして、投資へ回すお金がない人もいるだろう。しかし、お金を失いたくないため投資をするのが怖いという人も多い。さらに、将来に備えるために、投資は正しい選択肢だとわかっていながら、やはり不安だという人もいる。

たしかに、株式市場への投資は変動が大きく、リターンが保証されることもない。とはいえ、結果的に、大半の人がリスクを上回る儲けを得ているのも事実だ。

テネシー州のファイナンシャルアドバイス企業であるアバウンド・ウェルス(Abound Wealth)の公認ファイナンシャルプランナー、アレックス・クラウチ氏は「ものの見方の問題だ」と考えている。

「私たちは簡単に株式市場に関するニュースの見出しや短期の動向に夢中になってしまいがちだ。そのため投資をギャンブルのように捉える人が出てきてしまう。彼らの中では市場の暴落だけが記憶に鮮明に残り、何年経っても株式市場に対して偏った見方をしてしまうのだ」。

以下、投資への恐怖を払拭し、富を築く第一歩を踏み出せるよう、ファイナンシャルプランナーが顧客に伝えている3つのポイントを紹介しよう。

1. 株式市場の成長の可能性に目を向ける

主に若者を対象にファイナンシャルプランニングに関する教育やサービスを提供しているワース・ウィニング(Worth Winning)の創設者で、公認ファイナンシャルプランナーのローリン・ウィリアムズ氏は、彼女の顧客には、株式市場に対する知識が足りないため不動産への投資を選ぶ人が多いと言う。富を築くためにはどちらも価値のあるツールではあるが、株式投資の方が「より賢く、楽に」次の世代にまで残せるほどの資産を作り出すことができると彼女は指摘する。

株式市場の長所を顧客に説明する際、ウィリアムズ氏は1ドルの投資がどのように成長するかを解説するYouTube動画を見せることが多いという。その動画は、たとえ市場を揺るがすような経済的、政治的、世界的な大惨事が起きても、その1ドルは依然として成長していくと説き、1927年に米国の株式市場全体に投資された1ドルは、2018年には5000ドルを超える額になっていただろうと語っている。

クラウチ氏も同様に、「長い目で見て、市場が何年もかけて着実に拡大していることを説明し、顧客の考え方を変えることが重要だ」と考えている。

2. 1人で決める必要はない

積極的な投資家から、標準的、保守的な投資家まで、すべてのニーズを満たすことを目的とした簡単な投資ポートフォリオも珍しくない。しかし、これらの投資家のどのカテゴリーにも属さない人もいる。ファイナンシャルアドバイザーに相談し、投資戦略をカスタマイズしてもらえば、どんな人でも投資への恐怖を軽減することができるだろう。

オデッセイ・グループ・ウェルス・アドバイザーズ(Odyssey Group Wealth Advisors)の社長で公認ファイナンシャルプランナーのアーロン・シャーマン氏は、「経験値で投資の案内をするのではなく、それぞれの顧客の目標や財政状況、許容範囲に合ったポートフォリオを組んで投資している」と話す。

「自分ですべてやらなければいけないと感じる必要はない。サポートを受けていい」と、ウィリアムズ氏は顧客に伝えている。

3. 個々の状況に応じた慎重な決断を

数年後に必要となる資金を投資に使うことは、退職後のことなど数十年先の目標に投資するよりもリスクが高い。大幅な下落があった場合、ポートフォリオが回復するまで猶予がないからだ。

クラウチ氏は「短期的なリターンが保証されているわけではないので、投資しているお金が今後数年以内に必要になる場合は、株式市場への投資に対し慎重になる必要がある」と指摘する。目標によっては、そのお金は高利回りの普通預金口座や譲渡性預金(CD)などの安全な場所に預ける方が良い場合もあるのだ。

「しかし、お金を今後何年も投資し続ける余裕があるのであれば、株式市場はあなたの資産にとって驚異的な成長エンジンとなる」

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