お小遣いにも「複利運用」を。遊びながら金融を学べる、ファミリーATMバンク

71RKIwoDo9L._AC_SL1500

「ファミリーATMバンク」は、福利計算まで行ってくれる。

LITHON

2022年は、4月から高校の家庭科で「金融教育」がはじまり、大いに話題になった。しかし、お金の教育は実際、もっと早くからはじめた方が良いようだ。

一説によると、そのタイミングはお金を口に入れなくなった幼児期から。少なくとも9歳までにはある程度の習慣を身に着けた方が良いという。

なんにせよ、複利を味方につけるには、早すぎるに越したことはない。そうした、小さな子ども向けの金融教育にうってつけな貯金箱が12月20日、大阪のメーカーであるライソン(LITHON)から発売された。

複利を計算できる貯金箱

「ファミリーATMバンク」は、ATMの形をした貯金箱。類似の既存商品は、数多あるが、こちらの商品は「ごっこ遊び」の範疇を大きく超えた、金融教育の仕掛けが盛り込まれている。

まず、実際のお金を投入できて、専用のカードを使って、暗証番号を入力しなければお金を取り出せないのは、おもちゃとして想定内の仕様。こちらの商品は、さらに金利を設定することができ、自動で利息を計算して、音声でお知らせしてくれる機能も兼ね備えているという。

もちろん、金利を用意するのは親の役目。付属されたファイナンシャルプランナー監修の「お金を学ぶ冊子」の契約書ページに、親子の取り決めを記入し、それに従って金利を支払うことになる。

スクリーンショット2022-12-2815.26.39

「ファミリーATMバンク」の8つの特徴

LITHON

アナログだが秀逸な仕掛け

複利を計算できるといっても、タネを明かせば、結局アナログな仕掛け。しかし、契約を行って、親子ともどもそれに従ってお小遣いの運用を行うというアイデアは、金融教育の初期段階としては、かなり秀逸なものといえるだろう。

2022年に大ベストセラーとなった書籍『ジェイソン流お金の増やし方』で、お笑い芸人の厚切りジェイソン氏は、自身の金融教育についても明かしていた。なんでも、子どもたちには、いつもお小遣い帳をつけさせて、毎年の年末にそこへ記された残金の10%をお年玉して与えているという。

ジェイソン氏の子どもたちは通常、お手伝いをするごとにご褒美として、お小遣いをもらっているが、そこに複利のシステムを盛り込むのは、まさにアイデア。そのような複利運用が、この「ファミリーATMバンク」でも実現できそうだ。

注:この記事のリンクを経由して製品を購入すると、アフィリエイト契約により編集部が一定割合の利益を得ます。

Popular

あわせて読みたい

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み