コロナ危機下「対S&P500種の累積リターン18%」モルガン・スタンレー「新規投資推奨リスト」2023年版

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REUTERS/Mike Blake

米連邦準備制度理事会(FRB)が市場の注目の的となる時期はすでに過ぎ去ったのかもしれない。

米金融大手モルガン・スタンレーが昨年末(12月19日付)に出した顧客向けレポートによれば、2022年が終わり新年を迎えようという段階で、投資家の関心はすでに金利上昇やインフレから企業業績の見通しや迫り来る景気後退へと向かっていたようだ。

需要が鈍化すれば、企業の収益性は低下する。モルガン・スタンレーのチーフ米国株ストラテジスト兼最高投資責任者(CIO)マイク・ウィルソン氏は、いまその姿が見え隠れする景気後退とそれに伴う企業業績の低下を、2008〜09年に起きた一連の出来事と重ね合わせる

当時、市場はそのダメージの深刻さを事前に織り込むことができなかった。

下の【図表1】は、2008年8月と現在(2022年12月時点)の各種指標を並べたものだ。

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