「インフレに対応するための最良の投資先は自分」…投資の神様、ウォーレン・バフェットが2022年に残した10の金言

ウォーレン・バフェット

ウォーレン・バフェット。

Thomson Reuters

  • ウォーレン・バフェットはビットコインを切り捨て、イーロン・マスクやジェフ・ベゾスを賞賛し、株式のギャンブルについて非難した。
  • この著名な投資家は、インフレやリタイア、欺瞞的な収益調整について語った。
  • バフェットが2022年に残した金言を紹介しよう。

ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)は2022年、株式のギャンブルについて取り上げ、ビットコインは価値がないと非難し、イーロン・マスク(Elon Musk)やジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)を賞賛した。

92歳の投資家であるバフェットは、バークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)のCEOを近いうちにリタイアする予定はないと述べ、財務について誤解させる報告を行う企業を非難し、人々にインフレを相殺するための1つの手段を推奨した。

バフェットは、バークシャー・ハサウェイの年次報告における株主への書簡や、チャーリー・ローズ(Charlie Rose)とのインタビューの中で、これらのコメントを述べている。

バフェットの2022年の金言

※簡潔にするために一部編集している。

  1. 「チャーリーと私は銘柄を選択しているのではない。ビジネスを選択しているのだ」 (長年のビジネスパートナーでありバークシャーの副会長のチャーリー・マンガーについて)
  2. 「丁寧な表現を使えば、業績に対するごまかしの『調整』は、株式の上昇によって、より頻繁で、より空想的になってきた。わかりやすく言えば、強気相場は口先ばかりの強気を促進する」
  3. 「教えることは、書くことと同じように、自分の考えを発展させ、明確にすることに役立っている。チャーリーはこの現象を、オランウータン効果と呼ぶ。もしオランウータンと一緒に座り、大切なアイデアについて丁寧に説明すると、困惑する霊長類を置き去りにして、自分自身の考えをより明確に理解できるだろう」
  4. 「時間が経てば勝つことはわかっている。しかしそれは、他の誰もを打ち負かすことではない。だが、自分が買うものについて正しい教訓を持っていれば、ゲームは非常に、非常に、簡単だ」 (バフェットは株式をビジネスの一環として見ていることを強調した)
  5. 「我々には後継者がいる。だが、準備は整っていない。延長戦になったが、私はそこにいる」
  6. 「イーロンは、ゼネラルモーターズ、フォード、トヨタなど、あらゆるものを手にした人々を相手に戦っている。彼はアイデアを持ち、戦いに勝っている。それがアメリカだ。夢物語ではない。驚くべきことだ」
  7. 「起こりえないことが起きた。彼がニューヨークからシアトルへのドライブ中にオマハに立ち寄って『このアイデアについてどう思うか』聞かれたら、『がんばって、ジェフ』と言っただろう 」(創業者ジェフ・ベゾスによってオンライン書店からテクノロジーの巨人になったアマゾンについて)
  8. 「株式市場は、投資志向が強いときもあれば、カジノやギャンブルのようなときもある。そして、ここ数年は、ウォール街に後押しされて、異常なまでに後者だった」
  9. 「世界中のすべてのビットコインを25ドルで私に譲ると言われても、私はそれで何をするべきかわからないので、手にしないだろう。いずれにせよ、再び何とかして、あなたに売り戻さなければならないからだ。何の役にも立たない」
  10. 「インフレへの最大の対応策は、依然として自分自身の稼ぐ力を高めることだ。ベストな投資はあなた自身を発展させることだ」

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