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お金の節約や環境のために… 3人のミレニアル世代に聞いた「車を持たない生活」とは

車を使わない生活を送る人たち

Jacob Zinkula

  • インフレや金利上昇の影響で、今は車を買うには高い時期だ。
  • Insiderでは「車を持たない生活」に切り替えた3人に話を聞いた。

新しい年がスタートして、家計を見直す人も多いだろう。貯金を頑張ろうと考える人もいれば、環境フットプリントを減らすためにも「車を持たない生活」または「車をあまり使わない生活」に切り替えようと考えている人もいるだろう。

環境を理由に車を手放す人がいる一方で、渋滞で無駄になる時間や安全面の懸念、そして車にかかる費用の高さといったその他の理由から車を手放す人たちもいる。

Arity surveyによると、アメリカでは2018年、ミレニアル世代の51%が車を所有するのは「投資に見合わない」と感じていた —— これは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックで自動車価格が急騰する前のことだ。ガソリン価格が下がって、サプライチェーンも改善し、自動車価格が落ち着いてきても、金利の上昇によって自動車の購入はこれまでにないほど高い買い物であり続けている。

Cox Automotiveによると、アメリカでは2022年10月、新車購入時の一般的な月々の支払額(推定)は過去最高の748ドル(約9万8700円)に増えたという。一方、Experianによると、2022年第3四半期の中古車を購入した場合の月々の支払額の平均は、前年の472ドルから525ドルに増えたという。

Insiderでは近年「車を持たない生活」に切り替えた3人から、なぜ車を持たない生活を始めたのか、車を持たない生活を始めてからどんなことが一番大変だったか、これから車を持たない生活に切り替えようと考えている人にどのようなアドバイスを送るか、話を聞いた。

TikTokで「自転車の素晴らしさ」を説くミレニアル世代

ジェナ・フィリップスさん

ジェナ・フィリップスさん。

Jenna Phillips

ジェナ・フィリップスさん(27)は2017年に夫とともにアメリカのオレゴン州ポートランドのダウンタウンに引っ越してきた時、駐車場代として月200ドル近く払っていたという —— 車に乗ることが少なかった2人にとっては特に負担感が強かった。車で旅行に出かけた際、車が故障したという。

「あぁこの車を処分しよう… という沈黙の瞬間がありました」とフィリップスさんは当時を振り返った。それ以来、2人は自動車を所有していない。

車を手放してからフィリップスさんは主に自転車と公共交通機関を利用する生活を始めた。2021年にはCraigslistで電動自転車を2200ドルで購入し、TikTokで自身の車を持たない生活について動画を投稿し始めた。1年も経たないうちに1万6000人以上のフォロワーを獲得したという。

ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴで「車を持たない生活」を送るミレニアル世代

キャシー・ホートンさん

キャシー・ホートンさん。

Cassy Horton

カリフォルニア州フレズノで育ったキャシー・ホートンさん(34)にとって、車を運転することは「自由」そのものだった。ただ、パートナーがニューヨークの大学院に進学した際、これは何か今までと違うことに挑戦するチャンスだと思った。

この1年あまり、ホートンさんは車を持たない生活を送っていて、この経験を「転機」と呼んでいる。車を持たない生活をやめるつもりはない。

「お金の節約になっただけでなく、結果的に生活が向上したように感じます。そこに環境面での利点が加われば、全体として本当に魅力的なライフスタイルです」とホートンさんは話している。

ロンドン在住のミレニアル世代は「車を持たない生活」に挑戦する社会実験に参加

ファンミ・ショニバレさん

ファンミ・ショニバレさん。

Funmi Shonibare

2021年にイギリスの気候団体Possibleが主催する「ゴーイング・カーフリー・チャレンジ」 —— イギリス各地で車の使用を減らすことを目指す社会実験 —— を知った時、ノースロンドン在住のファンミ・ショニバレさん(28)は6年間乗って来た車の代わりとなる新車の購入を検討していた。ただ、そのプロセスは「ものすごく大変」で、何か別の方法があればと考えていたという。

2022年1月、ショニバレさんは「ゴーイング・カーフリー・チャレンジ」に挑戦する参加者10人のうちの1人になった。

「初めは『車を手放すなんてあり得ない。できるはずがない』と思っていました」とショニバレさんは語った。

「でも、これからのことを本当に考えるなら、『これは車じゃなきゃ絶対にダメ?』と自らに問うべきです」

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