『12人のパパ』より。
Twentieth Century Fox
- 2003年に公開された映画は今年、20周年を迎える。
- 『ファインディング・ニモ』や『12人のパパ』といった家族連れに愛された作品も、20年前に公開された映画だ。
- 『ラブ・アクチュアリー』の出演者たちは最近、公開20周年を祝うために再結集した。
※映画の公開年はアメリカのものを基準としています。
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』より。
New Line Cinema
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』は多くの人に愛された『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の締めくくりとなる作品で、2003年公開の映画の中で興行収入が最も高かったのも驚きではない。Box Office Mojoによると、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』の世界興行収入は11億ドルで、映画評論サイト「ロッテン・トマト(Rotten Tomatoes)」の批評家スコアも93%と高い。
『ファインディング・ニモ』
『ファインディング・ニモ』より。
Pixar
2003年公開の映画の中で興行収入が2番目に高かったのが『ファインディング・ニモ』だ。Box Office Mojoによると、アメリカで3億8000万ドル、世界全体では9億4000万ドルの興行収入をあげた。2016年には続編『ファインディング・ドリー』も公開された。
『10日間で男を上手にフル方法』
『10日間で男を上手にフル方法』より。
Paramount
ケイト・ハドソンとマシュー・マコノヒーが共演した『10日間で男を上手にフル方法』は、アメリカではバレンタインデーに合わせて公開された(日本では8月に公開)。
批評家の評価はあまり高くないが、続編を求めるファンもいる。
『穴/HOLES』
『穴/HOLES』より。
Buena Vista Pictures
『穴/HOLES』は、矯正施設に入れられた少年がなぜか砂漠で穴を掘らされている… という物語だ。当時16歳のシャイア・ラブーフが主人公のスタンリーを演じた。
2000万ドルをかけて作られたこの作品の興行収入は7100万ドルだった。
『ブルース・オールマイティ』
『ブルース・オールマイティ』より。
Universal Pictures
ジム・キャリーとジェニファー・アニストンが共演した『ブルース・オールマイティ』は、2003年に最もヒットしたコメディ作品の1つだ。世界興行収入は4億8400万ドル、アメリカでの興行収入は2億4200万ドルだった。
スティーブ・カレル主演で続編『エバン・オールマイティ』も作られたが、興行収入の面で『ブルース・オールマイティ』のようにはうまくいかなかった。
『スクール・オブ・ロック』
『スクール・オブ・ロック』より。
"School of Rock"/Paramount Pictures
カルト的な人気を誇るコメディー作品『スクール・オブ・ロック』は大ヒットした。ジャック・ブラックが主演したこの作品の世界興行収入は1億3100万ドル、ロッテン・トマトの批評家スコアは 92%の「サーティファイド・フレッシュ(新鮮保証)」 だった。ブロードウェイのミュージカルにもなった。
『キル・ビル』
『キル・ビル』より。
The Weinstein Company
『キル・ビル』は2003年10月に公開され、世界興行収入は約1億8000万ドルだった。製作費は3000万ドルで、ユマ・サーマンやデビッド・キャラダイン、ルーシー・リューの他、千葉真一や栗山千明なども出演した。
『エルフ 〜サンタの国からやってきた〜』
『エルフ 〜サンタの国からやってきた〜』より。
New Line Home Entertainment
主演のウィル・フェレルは、映画俳優としてのキャリアをスタートさせたばかりだった。1995年から2002年まで、フェレルはバラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』に出演していた。
『エルフ 〜サンタの国からやってきた〜』はアメリカでは2003年11月、ホリデーシーズンに合わせて公開された。興行収入は1億7300万ドル。
『ラブ・アクチュアリー』
『ラブ・アクチュアリー』より。
Universal Pictures/Mars Distribution
イギリスの人気俳優が揃った『ラブ・アクチュアリー』は、好き嫌いがはっきり分かれるクリスマス映画だ。
アメリカやイギリスでは2003年11月に公開され(日本では2004年2月公開)、製作費4000万ドルに対し、世界興行収入は2億4700万ドルだった。
『ハットしてキャット』
『ハットしてキャット』より。
Universal Pictures
マイク・マイヤーズ、ダコタ・ファニング、スペンサー・ブレスリン、アレック・ボールドウィン、ケリー・プレストンなどが出演した『ハットしてキャット』は2003年11月にアメリカで公開された。ドクター・スースのベストセラー絵本『キャット・イン・ザ・ハット』が原作のこの実写版作品は製作費1億900万ドルに対し、世界興行収入は1億3300万ドルだった。
ただ、批評家の評価は低く、ロッテン・トマトの批評家スコアは10%だった。
『ラスト サムライ』
『ラスト サムライ』より。
Warner Bros. Pictures
トム・クルーズが主演し、渡辺謙や真田広之、小雪らも出演した『ラスト サムライ』は2003年12月に公開され、世界興行収入は4億5400万ドルだった。
『ピーター・パン』
『ピーター・パン』より。
Universal Pictures
ジェレミー・サンプター、レイチェル・ハード・ウッド、ジェイソン・アイザックスらが出演した『ピーター・パン』は、アメリカでは2003年12月に公開された。製作費は1億3000万ドルで、世界興行収入は1億2200万ドルだった。
原作に忠実な映画作品として称賛され、若い俳優のパフォーマンス(中でもウェンディを演じたはハード・ウッドのパフォーマンス)は批評家から高い評価を受けた。
『12人のパパ』
『12人のパパ』より。
20th Century Fox
『12人のパパ』はアメリカで2003年12月に公開された。製作費は4000万ドルで、世界興行収入は1億9000万ドルだった。ヒラリー・ダフやトム・ウェリング、アシュトン・カッチャー、アリソン・ストーナーといった出演者の多くは、のちにハリウッドで有名になった。
続編『12人のパパ2』も作られた。