ドミニク・ブロードウェイ氏は、「次の世代を担う」わが子のために投資を始めるよう、母親たちに提案している。
Courtesy of Dominique Broadway
- 金融専門家のドミニク・ブロードウェイ氏は、母親たちに「投資を始めるのに遅すぎるということはない」と話す。
- ブロードウェイ氏が勧めるのは、月に1回1時間ほど、自分の投資を振り返る機会を設ける方法だ。
- また、忙しいスケジュールの合間に投資活動ができるように、アプリや自動振替などを利用することも勧めている。
幼い子をもつ母親は目が回るほど忙しい。なので、投資などといった長期的な資産運用はおろそかにされがちだ。
ファイナンシャルコーチで、ファイナンスズ・デミスティファイド(Finances Demystified)のCEOを務めるドミニク・ブロードウェイ氏は、世の母親たちに向けて、考え方を変えて投資する時間を作るよう提案している。
「私には2歳の子と6カ月の子がいる。とても多忙な会社のCEOを務め、フルタイムの仕事もしているが、それでも投資を最優先にしているのだ。私のためだけではない。子どもたちのためでもある。家族全員のためなのだ」と、ブロードウェイ氏はInsiderに話した。
以下、投資を始めようと考えている忙しいママたちへ、ブロードウェイ氏からの4つのアドバイスを紹介しよう。
1. 言い訳するのをやめる
投資初心者の母親たちの多くは、自分に合った投資について調べる時間がないと考えるが、ブロードウェイ氏はこの考え方を変えるべきだと言う。
「言い訳するのはやめよう。美容室やネイルサロンへ行く時間があるのなら、あるいは仕事の会議に出られるのなら、10分や15分ぐらい投資に割く時間も作れるはずだ」
2. 毎月1時間をかけて自分の投資を確認する
「投資するだけで取引をしていないのなら、毎月1回は腰を下ろして『さて、今月の投資状況は?』と確認するための1時間ぐらいはとれるはず」と、ブロードウェイ氏は言う。
この時間を使って自分に合った投資戦略を見つけ、投資信託やインデックスファンドに資金を投じたり、毎月どれぐらいの額を投じる余裕があるか、予算を確認したりすればいい。
3. 投資を自動化する
ブロードウェイ氏は、投資を始める母親たちに「最初に仕組みを作って、あとはほったらかし」戦略を提案している。「技術を使えば、投資をしない理由がなくなるだろう」
市場には数十種類を超える投資用アプリが出回っていて、さまざまなレベルで投資のサポートをしてくれる。そのいくつかは初心者にも適している。
4. 投資状況について友人やパートナーに相談する
ブロードウェイ氏の考えでは、投資に精通する誰かと会合する時間を設けるのは追加のプレッシャーになる可能性があるが、パートナーや親しい友人に自分の投資について話すのは、投資を続ける気を高める役に立つ。
ブロードウェイ氏は、自分の投資を追跡する目的で月に1回から数回、自分にとって重要な誰かと「マネーデート」をするよう提案している。