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マクドナルドがコーヒー「20円値上げ」に合わせ豆を一新、「コンビニとは違う」差別化の狙い

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パッケージも一新した。

提供:日本マクドナルド

日本マクドナルドは1月11日、3年ぶりにリニューアルした新しい「プレミアムローストコーヒー」を発表した。Sサイズ120円、Mサイズ180円(いずれも税込)の2展開で1月16日から全国の店舗で提供を始める。マクドナルドは1月16日からコーヒーの値上げ(Sは+20円、Mは+30円)を実施しており、値上げに合わせて中身も一新した形だ。

今回のリニューアルでは「本気カフェ宣言」をコンセプトに、豆選びと焙煎度から見直し、コーヒーを抽出する際のコーヒードリッパーの形状を変更。さらにカップのリッド(蓋)の飲み口のサイズを大きくすることで、より香りを楽しめるようにしたという。

背景に「コーヒーの味」トレンドの変化

マクドナルドはこのリニューアルで、豆の産地・焙煎度を見直し、従来の「甘味・酸味・苦みのバランスが良い味わい」から、「ガツンとした力強いコクとクリアなキレ」のある味わいへと一新。時間経過による尖った酸味を抑え、デリバリーなどで時間が経っても味を損なわないようにした。

こうした味の変更の背景には、「酸味が弱い味」を好むという、最新の消費者トレンドがあるという。全日本コーヒー協会「コーヒー飲用に関する全国実態調査2020年度」によると、コーヒーのトレンドは「酸味を抑えたコクのあるバランスのよい味」が好まれるようになっている。

リニューアルは、この傾向を参考に、今のトレンドの味を強く意識して味わいを変えているという。

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よりカフェのコーヒーに近づけることを狙っている。

撮影:杉本健太郎

「コンビニコーヒーとの差別化」

リニューアルにあたっては、従来コンビニコーヒーと比べられることの多かったマクドナルドのコーヒーを、よりカフェの味わいに近づけることを目指した。

コンビニコーヒーでは一気に短時間で抽出する製法を採用しているが、マクドナルドは豆本来の味を引き出せる「じっくりドリップ」製法を採用。ハンドドリップのように、蒸らしの工程や温度・時間にこだわり、精度の高い専用コーヒーマシンで抽出するように変えた。

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新たなコーヒードリッパーはより細身になっている。より濃い抽出を実現するため、コーヒー豆の粉とお湯が触れる時間を長くする狙いがある。

提供:日本マクドナルド

カフェクオリティの味を実現するためにドリッパーも一新。ハンドドリップのような味を再現するため、より時間をかけて美味しいコーヒーを抽出することを目指した。

マクドナルドによると、コーヒーは短時間抽出すると酸味が強くなる傾向があるという。発表会では、コンビニコーヒーを念頭に置いた「セルフコーヒー機」が短時間抽出なのに対して、「マクドナルドは従来から豆本来の美味しさを引き出せるドリップを採用してきた」として、味わいへのこだわりを強調していた。

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従来の約2倍の大きさになった飲み口。

提供:日本マクドナルド

また、カップのリッド(蓋)を従来の約2倍の大きさにすることで、よりコーヒーのアロマが広がり、香り高く味わえるようにしている。

食事と一緒に楽しむコーヒーに最適化

実際に筆者も新たなプレミアムコーヒーを試飲したが、確かにリニューアル前とくらべて酸味が抑えられ、スッキリとしたキレのある味わいとなっていた。これなら同時にポテトやスナックを食べてもフードの邪魔をしない。飲み口が大きくなったことでコーヒーの香りがより広がり、ごくごくと飲むことができる。食事と一緒に楽しむコーヒーにふさわしい出来と言える。

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