マイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツは、サムスンのスマートフォン「Galaxy Z Fold4」を使用しているという。
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- ビル・ゲイツがレディットの「Ask Me Anything」でサムスン電子のGalaxy Z Fold4を使っていると述べた。
- 彼は元々持っていたFold3をアップデートするために韓国へ行った際、サムスンの会長からそのスマートフォンを渡されたという。
- ゲイツは以前アンドロイドを使うのは「すべてを把握するため」だと語っていた。
ビル・ゲイツ(Bill Gates)はレディット(Reddit)で彼の11回目のオンラインQ&Aセッション「Ask Me Anything」を行い、その中で、スマートフォンはiPhoneではなくアンドロイド(Android)を使っていることを認めた。
レディットユーザーの1oarecareは、前回のAsk Me AnythingでGalaxy Fold3を使っていると述べたことを指摘し、「今、日常的に使っているスマートフォンは何か」とマイクロソフトの共同創業者に尋ねた。
その質問にゲイツは「Fold 3をアップデートするため韓国に行き、サムスン・グループの李在鎔(イ・ジェヨン)会長に会った時に彼がくれたFold4を持っている」と回答した。
Galaxy Z Fold4は決して安くはない折りたたみ式スマートフォンだ。アメリカでの販売価格は約1600ドル(約20万6500円)で、これはアップル(Apple)のiPhone 14とiPhone 14 Proの安価なモデルよりも高い。
サムスン「Galaxy Z Fold4」
Best Buy
ゲイツはスマートフォンで「Outlookなど多くのマイクロソフト(Microsoft)のソフト」を使っており、Fold 4の画面サイズが大きいのでタブレットは使用せず、「スマートフォンとポータブルPC(Windows)だけ」使っているとも回答している。
Webトラフィック解析を行うStatCounterによると、アンドロイドは世界のモバイルOS市場の約72%のシェアを占めている。2位のアップルのシェアは約27%だ。
ゲイツは2021年のクラブハウス(Clubhouse)でのインタビューで、アンドロイドを使っているのは「すべてを把握するため」と語っている。
彼は「よくiPhoneで遊んでいる」 が、慣れているのでアンドロイドに頼っているという。
「アンドロイドのメーカーの中には、マイクロソフトのソフトをプリインストールしているところもある」とも彼は話している。
ゲイツは同じ1oarecareからの質問で、「マイクロソフトの今後のプロジェクトや製品について知っているか」、また「最新情報を得ているか」と聞かれている。
ゲイツはその質問に、「マイクロソフトは研究や製品企画の一部に私を参加させている」と回答し、マイクロソフトのサティア・ナデラ(Satya Nadella)CEO兼会長との仕事を楽しんでいるが、同社のハードウェア計画については最新の情報を入手していないとしている。
2000年にマイクロソフトのCEOを退いたゲイツは、自身の「過去最大の過ち」は、グーグル(Google)にアンドロイドOSを開発させたことだと語っている。
「過去最大の過ちは、私が関与した何らかの経営ミスによって、マイクロソフトが現在のアンドロイド、つまりアップルを除くスマートフォンの標準プラットフォームになれなかったことだ」とゲイツは2019年にベンチャーキャピタル企業のヴィレッジ・グローバル(Village Global)が主催したイベントで語っている。
「マイクロソフトが勝って然るべきだった」
マイクロソフトは独自にWindowsを搭載したスマートフォンを発売したが、アンドロイドやiPhoneのようにスマートフォン市場に大きなインパクトを与えることができず、2017年に販売を停止している。