「投資を始めるなら早いほどいい」説は本当か。ETF運用プロの明確すぎる結論

ETF ファンドマネージャー

投資と年齢の関係について説明してくれたテイラー・ソーンズ氏(左)とブレット・ソーンズ氏。ライフゴール・インベストメンツ(LifeGoal Investments)の共同創業者であり、ファンドマネージャーとしても現役。

Courtesy of Taylor and Brett Sohns

投資の世界では年齢が重要な意味を持つ。

投資に資金を回すのが早ければ早いほど、より大きな複利(運用収益を元本に組み入れて再投資する)効果を得られるからだ。20代で投資を始める人は、40代で始める人よりかなり有利と言っていいだろう。

とは言え、どんなふうに投資するかを決める際に最も大事なファクターは、必ずしも年齢ではない。

上場投資信託(ETF)の運用を担うファンドマネージャーのテイラー・ソーンズ氏は、Insiderの取材にこう語る。

どんなふうに投資すべきか、それを決める第一の要因は年齢ではありません。投資ホライズン(投資期間)こそが重視されるべきなのです

「投資ホライズン」とは、特定の目的に使うため口座から資金を引き出す前に、市場でその資金を増やすのに充てる時間を指す。

例えば、家を買うのに(まずは必要な頭金として)お金を貯めたいとすれば、投資ホライズンは3〜5年ぐらいになるだろうか。

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