オリエント・エクプレス・シレンシアは2026年に出航する予定だ。
Martin Darzacq
- オリエント・エクスプレスの名を持った、720フィート(約220メートル)のスーパーヨットが出航する。
- アコーグループは1月12日、この超高級ヨットは2026年に運航を開始すると述べた。
- オリエント・エクスプレス・シレンシアには、54室のスイートと巨大なプレジデンシャルスイートがある。
オリエント・エクスプレスは世界で最も有名な列車の一つだが、その名はまもなく720フィート(約220メートル)の超高級スーパーヨットとしてで公海に登場することになる。
ソフィテル、メルキュール、ノボテルなどを所有するホテル大手、アコーグループ(Accor Group)によると、オリエント・エクスプレス・シレンシアは最大120人の宿泊客を収容できるという。
5700平方メートルのプライベートテラスを備えた1万5000平方メートルのプレジデンシャルスイートを含む54室のスイートのほか、2つのプール、2つのレストラン、バーなどを備える予定だ。
アコーのセバスチャン・バザン(Sébastien Bazin)CEOは、「シレンシア」は同社の歴史に新たなページを開くと声明で述べている。
「オリエント・エクスプレスにルーツを持つこの特別な帆船は、神話的なクルーズの黄金時代を彷彿とさせる、比類のないサービスと洗練されたデザイン空間を提供する。夢を現実にするために設計された船であり、フランスの『サヴォアフェール』の粋を集めたショーケースだ」
Martin Darzacq
2026年に出航予定のこのスーパーヨットは、アコーとフランスの造船会社シャンティエ・ド・ラトランティック(Chantiers de l'Atlantique)のパートナーシップによって建造される。
インテリアデザインはフランス人建築家のマキシム・ダンジアック(Maxime d'Angeac)、エクステリアデザインはスターリング・デザイン(Stirling Design)が担当する予定だ。
乗客は、スパトリートメントや瞑想、寄港地観光を楽しむことができる。
CNNによると、夏には地中海、冬にはカリブ海を航行する予定だという。