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物価高騰も富裕層には関係ない…ロールスロイスとポルシェ、2022年に記録的な売り上げ

ロールスロイスは、2022年に118年の歴史の中で最も多くの車を販売した。

ロールスロイスは、2022年に118年の歴史の中で最も多くの車を販売した。

Rolls Royce

  • この1年間の物価高騰の影響で、高額商品の購入を控えたり、購入を先伸ばしする人が出てきている。
  • 一方、超富裕層は支出を続けており、ロールス・ロイスとポルシェの売り上げは記録的なものとなった。
  • 高級車ブランドはともに2022年に過去最高の売り上げを記録し、2023年に向けても楽観的な見通しを示した。

自動車、特に中古車の価格は2022年のインフレ率上昇の最大の要因のひとつだったが、これらの数字が現実的なものに戻ってきたことで、インフレはようやく沈静化し始めた。

しかし、ロールス・ロイス(Rolls Royce)やポルシェ(Porsche)といった高級車ブランドの2022年の売り上げはこの経済的な重力に逆らっているように見える。

ロールス・ロイスの場合、2022年は前年をを8%上回る過去最高の6021台を販売し、118年の歴史を持つ英国ブランドとして過去最高の売り上げを記録したと、同社は2023年1月9日に発表した。

販売台数が増えただけでなく、販売価格も上がっている。トルステン・ミュラー・エトヴェシュ(Torsten Müller-Ötvös)CEOは「当社の顧客は優れた自動車に約50万ユーロ(約6957万円)を支払うことに満足している」と声明で述べている。

ロールスロイスCEOのトルステン・ミュラー・エトヴェシュ。

ロールスロイスのCEO、トルステン・ミュラー・エトヴェシュ。

Rolls Royce

一方、ドイツでは、ポルシェが同様の偉業を達成し、2022年の世界販売台数は前年比3%増の約31万台となったと報告している。

「我々はこれまで以上に多くの顧客にポルシェを届けるという夢をかなえることができた」とポルシェのセールス・マーケティング担当執行役員デトレフ・フォン・プラテン(Detlev von Platen)は述べている。

両ブランドとも将来は不透明だと認めているが、現実的なマイナス面は想定しにくい。

ポルシェ2023年式911カレラ、タイカン、マカン、718ケイマン、カイエン、パナメーラ。

ポルシェの911カレラ、タイカン、マカン、718ケイマン、カイエン、パナメーラ(左から)。

Porsche

結局のところ、こういった企業は、最も裕福な上位2%の消費者が全世界の高級品支出の40%を占めていることを十分に認識している。フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)の記事によると、アナリストは、「熱望している」購買層が減少する中でもこれらの企業は依然として好調だと述べている。

フォルクスワーゲン(Volkswagen)傘下で、720億ドル(約9兆2521億円)の評価額で新規上場したポルシェに対する投資家の信頼は尽きることがないようだ。ポルシェは75周年を迎えるにあたり大きな計画があることを示している。

ポルシェ 2022式タイカンGTS、タイカンGTSスポーツツーリスモ。

ポルシェ タイカンGTS(左)とタイカンGTSスポーツツーリスモ。

Porsche

2023年について、ロールスロイスは同社の電気自動車「スペクター」の予約注文が「我々の期待の最大値を超えている」とし、また世界にひとつしかないオリジナルのロールス・ロイスを作る「ビスポーク」サービスへの依頼が今までにないほど複雑で高価になっているとブルームバーグ(Bloomberg)に話している。

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