マイクロソフト、1万人を削減へ。ChatGPTのBing組み込み担当部門もレイオフの対象に

マイクロソフト

REUTERS/Mike Segar/File Photo

マイクロソフトは今年3月までにレイオフを予定している1万人の社員のうち、少なくとも1000人に通知を行った。同社従業員の証言、およびInsiderが確認した文書により明らかになった。

レイオフの対象となっている部門にはウェブエクスペリエンスチーム(社内では「WebXT」と称されている)も含まれており、ここには検索エンジン「Bing」やウェブブラウザ「Edge」のチームが属している。なにより、この部門はChatGPTをBingに統合する責任を負っている。

ChatGPTはOpenAIが開発するチャットボットツールで、驚くほど詳細に質問に答えることができるとして大きな話題になった。マイクロソフトはOpenAIに100億ドル(約1兆3000億円、1ドル=130円換算)を投資していると言われている。

ニュースサイトのインフォメーション(The Information)は新年早々、マイクロソフトがChatGPTと同じAIを使ってユーザーの検索内容に回答することを計画していると報じた。このAI搭載バージョンのBingは3月末までにはリリースされる可能性があると同サイトは伝えている。

マイクロソフトのある社員は、今回のレイオフで同社が高給のスタッフを削減し、比較的報酬の低い人材を新たに採用してBingなどの投資分野にあてがうのではないかとの持論を語る。

別の社員は、WebXTチームの一部はOpenAIとのパートナーシップで生じる業務内容と重複する可能性があると話す。

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