アルツハイマー治療薬「アデュヘルム」開発のバイオジェン元CEO独白「700万円超の価格設定で自滅」

ジョージ・スカンゴス バイオジェン

日本のエーザイとアルツハイマー治療薬を共同開発する米バイオジェンの元最高経営責任者(CEO)で、現在はヴィア・バイオテクノロジーの経営トップ、ジョージ・スカンゴス氏。

Vir Biotechnology

米バイオジェン(Biogen)のジョージ・スカンゴス元最高経営責任者(CEO)はInsiderに対し、2021年6月に(深刻な疾患の実用化を急ぐための)迅速承認を受けて物議を醸した同社のアルツハイマー病治療薬「アデュヘルム(一般名アデュカヌマブ)」の価格設定を「高すぎる」と語った。

2010〜16年にバイオジェンの舵取りを担ったスカンゴス氏は、アデュヘルムの有効性を確信していると前置きした上で、臨床試験結果および承認決定(あるいはそのプロセス)に対して向けられた批判は「科学的とは到底言えないものだった」と振り返った。

ただし、バイオジェンが当時設定した5万6000ドルという価格は「高すぎた」という。

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