年明け1カ月、S&P500種は5%超上昇も「フェイクの可能性高い」スイス金融大手UBS最新分析

UBS 株式市場

2023年の株式市場は「ロケットスタート」とも言える好調な滑り出しだが……。

Michael M. Santiago/Getty Images

苦難に満ちた2022年が過ぎ去り、新たな年が明けた期待感から、2023年1月の株式市場は景気良く幕を開けた。

1月19日に大幅急落を経験したものの、翌日には再び回復に転じ、直近(1月23日)の終値は年初来5.1%の上昇となっている。

しかし、スイス金融大手UBSの富裕層向け資産運用部門グローバル・ウェルス・マネジメント(Global Wealth Management)のマーク・ヘイフェリ最高投資責任者(CIO)は、短期的な市場変動の影響を除いて考えると、相場回復に期待する投資家たちの先走りが行きすぎている可能性が高いと指摘する。

「米小型株やユーロ圏、新興国市場、中国株など、景気サイクルが回復局面に転じた場合に恩恵を受けるアセット(資産)を物色する動きが見られますが、足元の相場上昇はいわゆる『ヘッドフェイク』(当初の動きは見せかけで、すぐにその逆方向に相場が動くこと)にすぎず、期待は裏切られる結果になるかもしれません

Popular

あわせて読みたい

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み