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レイオフがメタバースにとどめを刺す…マイクロソフトはHololens部門も対象に

マイクロソフトのHoloLens。

マイクロソフトのHoloLens。

Stephen Lam/Getty Images

  • シリコンバレーの企業は、コンピューティングの次の大きなものとして、拡張現実(AR)と仮想現実(VR)の技術を中心に据えている。
  • しかし、「メタバース」の定義はあいまいで、技術的にも複雑であり、さらに、需要があるという証拠はほとんどない。
  • そのため、メタバースはコスト削減の主要なターゲットになっている。

シリコンバレーの次のビッグアイデアが、厳しい現実にさらされそうだ。

先週、アップル(Apple)とマイクロソフト(Microsoft)は、拡張現実(AR)と仮想現実(VR)を含む投機的なプロジェクトを一時停止したと報道された。

ブルームバーグ(Bloomberg)が伝えたところによると、アップルは技術的な課題を理由に、噂になっていたARメガネの開発を延期した。マイクロソフトは、1万人に影響を与える広範囲なレイオフ計画の一環として、HoloLens部門に大鉈を振るうことになった

そして、メタバースに対するマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)CEOの絶対的な信念に敬意を表して社名を変更したメタ(Meta)でさえ、先に大規模なレイオフの一環として、赤字のReality Labs部門のスタッフを解雇した。

メタバースは緩やかな概念であり、これを裏付ける証拠はほとんどないにもかかわらず、ARとVRがコンピューティングの未来であるという漠然とした理論を総称する言葉だった。

大手ハイテク企業は好況の間、このような定義が曖昧で具体性のないコンセプトに手を出し、ARとVRの技術を構築するために高給のエンジニアを雇用していた。しかし、2022年の株価の低迷、技術的なハードルの高さ、半導体への地政学的影響、大量のレイオフなど、すべてがこの未だ実現しないコンピューティングコンセプトの破滅を告げている。

技術的な悪夢

AR/VRのヘッドセットやウェアラブルデバイスを作ることは、本当にコストがかかり、難易度が高いということだ。

アップルは、主要なハイテク企業の中で最も経験豊富で一貫したハードウェアメーカーだが、ARグラスの製造という挑戦に尻込みしていると伝えられている。

同社はARとVRの両方の要素を含む複合現実型ヘッドセットを2023年中に発表すると伝えられており、まだ完全にその夢をあきらめたわけではない。

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