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- フリーライターのヘンリー・ウィリアムズによると、ChatGPTがわずか30秒で説得力のある記事を書いた。
- 彼はガーディアンに、書かれた記事は少し編集が必要だったが、500ポンド(約8万円)の価値があると語った。
- 「人工知能が私の仕事を奪っていくのは間違いない」と彼は述べている。
あるフリーライターは、OpenAIのChatGPTがたった30秒でほぼ完成されたマーケティングの記事を作成した後、その楽しさが「恐怖」に変わったと語っている。
2023年1月24日にガーディアン(The Guardian)に寄稿したヘンリー・ウィリアムズ(Henry Williams)は、このチャットボットの記事は少し編集が必要だったが、編集後は500ポンド(約8万円)を請求してもいい内容だったと語った。
ウィリアムズは、記事は単純な構造で、非人間的な文体で書かれているが、「キーになるポイント、文法、構文はすべて正しかった」と述べた。
そして彼は「人工知能が私の仕事を奪っていくのは間違いないことだ」と付け加えた。
公開後すぐに100万人以上のユーザーを集めたChatGPTは、人間のように会話的なテキストを生成する能力が評価された大規模言語モデルだ。このチャットボットは2022年11月に公開されたばかりだが、瞬く間に世界的な話題になり、トップエグゼクティブの関心を引きつけた。
ボットの能力はまだテスト中だが、この技術はプログラムコードや洗練されたエッセイを書くことができることを示しており、ウォートン・ビジネス・スクールの試験にも「合格」している。
ウィリアムズはガーディアンへの寄稿で、ライターやエディターは「依然として必要だが、その数は減るだろう」と述べた。
「人間はAIに山のようなコピーを生成させ、事実確認、修正、承認のためだけに介在することになるだろう」
しかし、ChatGPTは正しくない情報を自信満々に真実として紹介する傾向が見られ、インターネット上のフェイクニュースや誤情報の拡散に貢献するのではないかという懸念を呼んでいる。