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- 米バズフィードの株価が200%以上上昇した。
- このメディア企業は、ChatGPTの助けを借りてコンテンツを大量生産する予定で、メタともパートナーシップを締結した。
- 同社は12月に従業員の12%を解雇した。
米バズフィード(BuzzFeed)がChatGPTに使われている人工知能(AI)で編集コンテンツを強化する動きを見せているとの報道を受けて、同社の株価は2023年1月26日に200%以上急騰した。
また、メタ(Meta)はバズフィードに数百万ドルを支払い、より多くのクリエイターをフェイスブック(Facebook)とインスタグラム(Instagram)に呼び込むことで合意したと報道されている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、これは約1000万ドルと評価されるパートナーシップの一部だという。
WSJは1月26日、米バズフィードが近々AIを使って編集コンテンツを強化すると、ジョナ・ペレッティ(Jonah Peretti)CEOがスタッフに送ったメモを引用して報じた。それによるとバズフィードの人気クイズやリストなどのコンテンツをパーソナライズするために、ChatGPTの作成者であるOpenAIの技術を利用するという。
同社は依然として、人間が生成するジャーナリズムに重点を置いていると、広報担当者はWSJに語っている。
2021年にSPAC合併で上場した米バズフィードは、ここ数年、経営難に陥っている。
同社は2022年、収益性を高めるためにニュース部門の人員削減を発表したが、株価は下落の一途をたどっている。12月にスタッフの12%を解雇した。