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スキニージーンズはまだ死んでいないし、股上はどんどん浅くなる —— リーバイスのCEOが指摘

ジーンズ

NurPhoto via Getty Images

  • スキニージーンズは第4四半期にリーバイス(Levi's)で最も売れたアイテムだと、CEOのチップ・バーグ(Chip Bergh)氏は語った。
  • トレンド予想やZ世代は"スキニージーンズの死"を2年近く前から予想しているにもかかわらず、だ。
  • とはいえ、ゆったりしたジーンズの売れ行きも良く、ミッドライズやローライズのジーンズも売れている。

スキニージーンズはまだ死んでいない —— 実際、リーバイスで一番売れているのがスキニージーンズだ。

リーバイスは1月25日、第4四半期の決算発表の中でスキニージーンズ人気は続いていると明らかにした。随分前から"スキニージーンズの死"が予想されているにもかかわらず、だ。第4四半期に最も売れたウィメンズのアイテムはリーバイスの「311」と「721」で、いずれもスキニージーンズだと、CEOのチップ・バーグ氏は語った。

「マーク・トウェインがかつて『わたしの死のニュースはかなり誇張されている』と言ったように、わたしもスキニージーンズは決して死なないと言ったことで有名だ」とバーグ氏は話した。

トレンド予想スタイリストたちはここ2年、"スキニージーンズの死"を予想してきた。死因は「Z世代」だ。ミレニアル世代と違って、Z世代の若者たちはストレートレッグやボーイフレンドフィット、いわゆる"ママのジーンズ"を好むようになり、スキニージーンズに別れを告げた。アパレル企業の幹部ですらスキニージーンズは時代遅れだとほのめかした。

「スキニージーンズが完全に死んだとは言わない」とフォーエバー21のCEOダニエル・クレ(Daniel Kulle)氏は以前、ワシントン・ポストに語っていた。「スキニージーンズを購入しているレイト・アダプターもいる。ただ、最新ファッションに敏感なファッショニスタは『ママ』や『フレア』を志向している」とクレ氏は話していた。

リーバイスによると、こうしたゆったりしたスタイルもよく売れている —— バーグ氏は先週、第4四半期のリーバイスのボトムスの収益の半分はよりゆったりした、ぶかぶかのスタイルが占めていると語った。それでも「スキニージーンズがすぐに姿を消すことはない」という。

ただ、ミレニアル世代が熱狂する前に、ハイライズデニム人気が終わる可能性があるともバーグ氏は指摘している(これはY2Kファッションをリアルタイムで経験してきた人間にとっては恐怖だ)。リーバイスでは1年半ほど前に立ち上げた「リブケージ」を含め、さまざまなウルトラ・ハイライズデニムの商品を提供しているものの、潮目は変わり始めている。

「股上が深めのジーンズの人気は下がりつつある。ヒップハンガーの領域にまではまだ行っていないが、いま一番人気があるのはミッドライズのジーンズだ。今後はハイライズからミッドライズ、そしてミッドライズからローライズへの推移を目の当たりにすることになるだろう」

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