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- アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスでは、コストコが1階に入ったマンションの建設が計画されている。
- これはコストコにしては非常に珍しいことだ。コストコの店舗は通常、巨大な倉庫のような建物だからだ。
- 建設予定地と完成予想図を見てみよう。
コストコはサウス・ロサンゼルスに初進出する計画だ —— しかもその店舗はマンションの1階にオープンするという
建設予定地。
Samantha Delouya
ニューヨークを拠点とする開発業者Thrive Livingは1月30日、コストコの新店舗が1階に入る賃貸マンション(800戸)の建設計画を発表した。
こうした形での出店は、商品を手頃な価格でまとめ売りするコストコにしては非常に珍しいことだ。コストコの店舗は通常、巨大な倉庫のような建物だからだ。
開発業者によるとマンションの総戸数の5分の1以上は低所得層向けで、「コスト効率の良い」プレハブ住宅になるという
この場所にはかつて病院があった。新しいマンションにはコストコの他、プールやジムも入るという。
Samantha Delouya
マンションは病院のあった5エーカー(約2万平方メートル)の土地に建設される予定だが、ロサンゼルス市によると、開発業者による手続きは完全には済んでいないという。
Urbanize LAによると、マンションには複数の中庭や屋上プール、バスケットボールのコート、ジムなども作られるという。
開発業者によると、マンションの1階に入る新たなコストコでは食料品やメガネ、薬などを販売し、配送サービスも提供する予定だという
完成予想図。
Thrive Living
「バス市長はロサンゼルスの住宅危機に早急に取り組まなければならないと宣言していて、わたしたちはその呼びかけに応じようとしています」とThrive Livingのジョーダン・ブリル(Jordan Brill)氏はプレスリリースでコメントしている。
「わたしたちは長期的に地域に関わり、住民や近隣住民の暮らしを豊かにするようなコミュニティーのためになる商品やサービスを届けたいと考える小売業者を呼びこみながら、ロサンゼルスにおける住宅危機への取り組みに力を注いでいます」
開発業者によると、コストコは最大400人の新規雇用が生まれると見ているという
完成予想図。
Thrive Living
Thrive Livingはコストコと協力して地元の労働者を雇い、この地域に住む人々に職業訓練プログラムを提供したいとしている。
Insiderはコストコにコメントを求めたが、回答は得られなかった。