評価面談は「振り返りシート」でうまくいく。1プロジェクト10分、憂鬱な時間をチームの学び合いに変える方法

自律思考を鍛える

Carlina Teteris/Getty Images

期末が近づいてきて、そろそろ評価面談のシーズンがやってくるという組織も多いのではないでしょうか。

しかし組織のリーダーの中には、「メンバーを査定し、その結果をメンバーに伝えるフィードバック面談ほど憂鬱な時間はない」という方も少なくないようです。

メンバーの側も、不透明な評価基準や公平性の欠如、また上司からの査定のフィードバックの巧拙によりやる気を削がれることも少なくありません。そのような上司向けの処方箋については、この連載でも以前お伝えした通りです。

最近では、あえて査定をしない人事制度に変更したり、リアルタイムで評価する方法に切り替えることで、半年、1年の人事評価を容易にしようという動きもあります。しかし、これは人事制度の変更を伴うためハードルが高いうえ、何かを変更すると新たな問題が生まれるリスクもあります。

そこで今回は、人事制度などを変更しなくても、組織全体で主要ミッションの振り返りを行うことで、憂鬱だった時間を「楽ちん」に乗り越えられる方法を紹介しましょう。

原理原則を押さえないと必ず失敗する

これからご紹介する方法は、私がリクルート時代に実践していた方法です。半日かけて組織全体で行う主要ミッションの振り返りを、私は「ロングミーティング(LM)」と呼んでいました。

LMのもともとの実施目的は、査定のフィードバックのためではありませんでした。このためだけに半日も時間を費やすのは無駄です

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