SNSには被害を伝える動画投稿も… トルコでM7.8の地震が発生、少なくとも98人が死亡

倒壊した建物

地震で倒壊した建物(2023年2月6日、トルコのマラティア)。

Depo Photos via REUTERS

  • トルコ南部でマグニチュード7.8の地震があり、その揺れは近隣のレバノンなどでも感じられた。
  • シリア国境に近いガジアンテプでは、地震による甚大な被害が報告されている。
  • ソーシャルメディアに投稿された動画は、現地の被害状況を伝えている。この地震により、多くの死傷者が出そうだ。

トルコ南部で2月6日朝、マグニチュード7.8の地震があり、トルコだけでなく、シリア、レバノン、イスラエルでも揺れが感じられた。ネット上には現地の被害状況を伝える動画や写真が数多く投稿されている。

アメリカ地質調査所(USGS)によると、震源地はトルコ南部のガジアンテプから20マイル(約32キロ)ほど離れた場所だという。ガジアンテプ県の知事は、この地震の揺れを「強く感じた」とツイッターに投稿している。この地震が起きた11分後には、マグニチュード6.7の揺れが再び観測された。

今のところ、シリアでは86人が死亡したとアルジャジーラは報じている。トルコの南東部シャンルウルファ県の知事は、これまでに12人が死亡したと、CNNトルコに語った

捜索活動

がれきの中を声をかけて回る人(2023年2月6日、シリアのハマー)。

SANA/Handout via REUTERS

「1970年以降、2月6日の地震が起きた250キロ圏内でマグニチュード6以上の地震は3回しか起きていない」とUSGSは報告している。

人道支援組織シリア民間防衛隊は「複数の居住用ビル」が倒壊し、人々ががれきの下敷きになっていると報告している。

トルコのエルドアン大統領は、建物の下敷きになった人々を救出するために全ての「関係機関」が派遣されているとツイッターに投稿した。

捜索活動

がれきの下敷きになった人がいないか、確認して回る人々(2023年2月6日、トルコのディヤルバクル)。

Mahmut Bozarsan/AP

「カフラマンマラシュで発生し、我が国の多くの地域で被害を受けた全ての国民に心からのお見舞いを申し上げる」とエルドアン大統領は書いている。

この地震で、イタリアの市民保護省は津波注意報を出し、市民に沿岸部から離れるよう警告した。

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