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- ディズニーのボブ・アイガーCEOは2月8日、レイオフを発表した。
- 7000人の雇用が削減される。
- アイガーは2022年11月にCEOに復帰した。
ディズニーのボブ・アイガー(Bob Iger)CEOは2023年2月8日、コスト削減と会社の再編成を目指し、大規模なレイオフを行うことを発表した。
8日に行われた同社の四半期収益報告の電話会議で、アイガーCEOは7000人の雇用を削減すると述べた。これは、今年中に55億ドル(約7225億円)のコスト削減を目標とする施策の一環だと彼は述べた。
アイガーは2020年初めにCEOを退いた後、2022年11月にCEOとして復帰した。
Insiderは、ディズニーの関係者がすでに数千人のレイオフを覚悟していると報じた。前CEOのボブ・チャペック(Bob Chapek)は11月の従業員へのメモで、「コスト削減のために業務と労働のあらゆる手段を検討し、この見直しの一環として多少の人員削減が予想される」と警告していた。
アイガーはまた、同社を3つのユニットに再編成することも発表した。
- ディズニー・エンターテインメント このストリーミング・プラットフォームと映画スタジオなどを含む部門は、ディズニー・スタジオのアラン・バーグマン(Alan Bergman)とストリーミング・プラットフォームなどのオリジナルコンテンツおよびニュースを担当していたダナ・ウォルデン(Dana Walden)が率いる。
- ESPN 引き続きジェームズ・ピタロ(James Pitaro)が率いる。
- テーマパーク(Parks, Experiences, and Products) 引き続きジョシュ・ダマロ(Josh D'Amaro)が指揮を執る。
ディズニーは決算報告で、ディズニープラス(Disney+)の加入者が初めて減少したと報告した。その数は200万人以上で、すべてインドのDisney+ HotStarのものだ。このプラットフォームの加入者数は、前四半期の1億6420万人から、現在は1億6180万人になった。
しかし、アイガーCEOは、ストリーミングが将来が明るいと信じていると述べた。彼は、会社のストリーミングの将来への投資計画には、コアブランドとフランチャイズにもっと集中し、総合エンターテイメントコンテンツを管理し、グローバルとローカルコンテンツのバランスを取ることが含まれていると述べている。
「ストリーミングは、リニアな番組を犠牲にしながらも、成長を続けるだろう」