ライトボールトートS(TNFホワイト)税込3190円。肩がけもできる。
撮影:高橋真紀
長年、コンビニに行くときに使えるような小さめのトートバッグを探していたが、ついにデザインも機能性も納得できるアイテムが見つかった。
THE NORTH FACE(ノースフェイス)の「ライトボールトート」だ。
信頼できるアウトドアブランドだし、きっと長く使えるはずだとポチり。
指でこするだけで穴がふさがる
肌触りはつるつるしており、とにかく生地が薄い。だが、このレジ袋っぽいスケスケの質感が逆にかわいい。
撮影:高橋真紀
このアイテムの最大の特徴は、針穴サイズの穴や傷なら自己修復できるという点だ。
極薄のナイロンに、「ナノキュアコーティング」という特殊加工を施すことで実現しているらしい。
今回は記事のためということで、渋々、穴を開けてみた。
タグの右に、爪楊枝で直径1ミリほどの穴を開けた。
撮影:高橋真紀
早速、穴を指でこすってみると……。
撮影:高橋真紀
少しこすっただけで、開いていた場所が分からなくなるほど元に戻った!
どういう仕組みなのかと思ったが、穴が開いたように見えても、実は繊維が一時的に押し広げられているだけらしい。
なので、こうやって特殊加工されていれば、復元できるという訳だ。
「ちゃんと使える」パッカブル
撮影:高橋真紀
「ライトボールトート」はパッカブルのため、このように小さく折りたためる。
だが、正直なところ身の回りのパッカブルやリバーシブルなもので、実際にその機能を活用しているアイテムはどれくらいあるだろうか……。
私の場合、パッカブルのものは使っているうちに畳むのが面倒になるし、付属の袋は失くすし、結局そのまま使っていることがほとんどだ。
ドローコードを使えば、サッと折りたためる。
撮影:高橋真紀
その点、ライトボールトートには付属の袋の代わりに、バッグの真ん中にドローコードが付いている。
きれいに畳まなくても、ドローコードに向かってくしゃくしゃっと丸め込み、コードを引っ張るだけで手のひらサイズのボール状に収納することができる。
これなら、横着な人でもちゃんと使えるポケッタブルだと思った。
コンビニ使いにちょうどいい
MacBook Air 13インチとのサイズ比較。
撮影:高橋真紀
レビューや口コミを見ると「思ったより小さかった……」などの声も挙がっていた。
心配であれば、もうひと回り大きいMサイズもある。こちらはキャンプや海、旅行中のサブバッグにも重宝しそうだ。
ただ、個人的にはこの小さめサイズが使いやすかった。
コンビニで買い物するのに、スーパーに持っていくようなエコバッグは少し大きすぎて中身が安定しないからだ。結局、エコバッグに入れて手で支えるか、貰わずに抱える羽目になりかねない。
ちなみに、中身が透けるのが気になるという人には、ブラックやグレーもおすすめだ。
エコバッグとして3000円はちょっと高いかとも思ったけど、いざ使ってみると納得のアイテムだった。自己修復しつつ、長く使いたい。