無料のメールマガジンに登録

平日17時にBusiness Insider Japanのメルマガをお届け。利用規約を確認


Z世代が好きな日用品ブランドランキング・トップ10[2023年版]

ツリーハットのホリデーシーズン向け商品

ツリーハットのホリデーシーズン向け商品

Tree Hut

  • Z世代の消費者ブランドトップ10には、健康的な食品やセルフケア製品が含まれている。
  • 市場調査会社Numeratorが、2022年に急成長したブランドのランキングを作成した。
  • パンオキシルやツリーハットを含むトップ10のブランドを紹介する。

市場調査会社Numeratorの最新データによると、アメリカのZ世代は高品質の食品とセルフケア製品に注目している。

Numeratorは、1990年代半ばから2010年代初頭に生まれたZ世代の消費者が好むトップ10ブランドのランキングを作成した。同社によると、この世代には、大人になって初めて自分で食料品やパーソナルケア用品などを購入する人が多く含まれている。

Numeratorのアナリストであるモリー・ライアン(Molly Ryan)は「Z世代の消費者はセルフケアを重視しており、それは彼らが購入するブランドにも反映されている」と語る。

「他の世代と比べると、Z世代に最も人気のあるブランドは、自然素材のパーソナルケアや体に良い炭酸飲料など、彼らの価値観やライフスタイルに合った製品だ」

Numeratorは、ブランドの浸透度、つまり、1年間に少なくとも1回以上は特定の製品を購入した割合をグループごとに調べてランキングを作成した。ランクインしたブランドは、Z世代消費者への浸透度がアメリカの全世帯の2倍で、2021年から2022年にかけて売上を少なくとも30%伸ばしている。

Z世代が最も興味を示している10のブランドを見てみよう。


10. ネイティブ(Native)

10. ネイティブ(Native)

Native

ネイティブは、体に良いパーソナルケア製品を販売している。同社の主力商品であるデオドラントは、アルミニウム、タルク、フタル酸エステル類を使わずに作られている。

同社は2015年、モイズ・アリ(Moiz Ali)によって設立された。その2年後、アリはこのブランドを1億ドルでプロクター・アンド・ギャンブル(Procter & Gamble)に売却した。それ以来、パンプキンなどの新しい香りをリリースしたり、ライフスタイルブランドのジャンガロー(Jungalow)とコラボしたりしている。


9. ラ・ロッシュ・ポゼ( La Roche Posay)

9. ラ・ロッシュ・ポゼ( La Roche Posay)

La Roche-Posay

ラ・ロッシュ・ポゼは、日焼け止めやフェイスマスクなどのスキンケア製品を作っている。1975年にフランスで誕生したスキンケアブランドで、2018年に美容大手ロレアルが買収した。

価格が手頃なラ・ロッシュ・ポゼは、他のフランスのドラッグストアブランドとともに、Z世代消費者のトップスキンケアブランドリストに定期的にランクインしている。また、マーケティング調査とデータ分析を行うニールセンIQ(NielsenIQ)によると、2022年に最も成長したスキンケアブランドであり、さまざまな年代の人々に人気があることを示している。


8. オリポップ(Olipop)

8. オリポップ(Olipop)

drinkolipop.com

オリポップは低糖質なプレバイオティクス炭酸飲料を製造している。このブランドはソーシャルメディアで人気となり、フォロワーを増やすためにティックトック(TikTok)のインフルエンサーまで雇ったとファストカンパニー(Fast Company)が2022年に報じている。

同社の製品は、公式サイトを通して購入できるほか、ウォルマート(Walmart)などさまざまな場所で購入できる。


7. バズボールズ(BuzzBallz)

バズボールズのカクテル、エスプレッソマティーニ。

バズボールズのカクテル、エスプレッソマティーニ。

Buzzballz

バズボールズは、球形のプラスチック缶に入ったカクテルを製造している。フルーツジュースやコーヒーなどの飲料を、ウォッカ、テキーラ、ワインなどのアルコールとブレンドしている。

同ブランドのカクテルはZ世代に人気があることから、Viceでは、2000年代初頭にミレニアル世代の間で人気となったフォーロコ(Four Loko)と比較する記事まで登場した。発売当初のフォーロコはアルコールとカフェインを含んでいたが、その組み合わせが危険だと問題視されるようになったことから、カフェインを抜いたアルコール飲料として販売されるようになった。


6. ツリーハット(Tree Hut)

ツリーハットのホリデーコレクション。

ツリーハットのホリデーコレクション。

Tree Hut

ツリーハットの入浴剤、シアシュガースクラブなどのパーソナルケア製品は、消費者に直接販売されるほか、アルタビューティ(Ulta Beauty)やターゲット(Target)などの小売店でも販売されている。

このブランドはティックトックで有名になり、若い消費者をターゲットにマーケティングと新製品の発売が行われている。「Z世代の美容愛好家からその親世代まで―ツリーハットの新しいホリデーラインは、1年で最も忙しい時期にお祭り気分でセルフケアを満喫したい人に最適」と、2022年のホリデーシーズン向け商品を宣伝するプレスリリースに記されていた。


5. セラブレス(TheraBreath)

5. セラブレス(TheraBreath)

Amazon

セラブレスは、マウスウォッシュやトローチなど、口臭対策に特化した製品を製造している。

1990年代初頭に設立されたブランドだが、Rhythm Influenceによると、ジェイソン・コーヒー(Jason Coffee)などのインフルエンサーとの提携により、ここ数年ティックトックで盛り上がりを見せており、製品のさまざまなサイズ製造の裏話などについて紹介する動画が公開されている。


4. マセカ(Maseca)

マセカのコーンフラワーは、トルティーヤやエンパナーダなどを作るのに欠かせない材料だ。

マセカのコーンフラワーは、トルティーヤやエンパナーダなどを作るのに欠かせない材料だ。

Roberto Machado Noa/LightRocket via Getty Images

マセカは、トルティーヤなどラテンアメリカの料理に欠かせない材料であるコーンフラワーを製造している。公式サイトによると、1940年代のメキシコで製造が始まったという。

同ブランドは、ティックトックなどの料理動画で人気が高まった。


3. パンオキシル(PanOxyl)

3. パンオキシル(PanOxyl)

Amazon

パンオキシルのニキビ肌用洗顔料やニキビパッチなどのスキンケア製品は、ティックトックで美容系インフルエンサーから高い評価を得ている。

また、同ブランドの製品を他のニキビ薬と比較する動画をソーシャルメディアに投稿する購入者もいる。


2. ザ・ハニーポットカンパニー(The Honey Pot Company)

2. ザ・ハニーポットカンパニー(The Honey Pot Company)

The Honey Pot

ザ・ハニーポットカンパニーは、オーガニックコットンのパッドや泌尿器系をサポートするサプリメントといったフェミニンケア用品を製造している。

ミレニアル世代やZ世代の中には製品の原材料についての情報を求める消費者も多く、このブランドはそのような要望に応える数少ない企業の1つだと、サウスチャイナ・モーニングポストが伝えている。


1. ヒーロー・コスメティックス(Hero Cosmetics)

1. ヒーロー・コスメティックス(Hero Cosmetics)

Amazon

ヒーロー・コスメティックスは、ニキビなどの肌の症状改善に向けたパッチや、化粧水、洗顔料などのスキンケア製品を製造・販売している。

Men's Healthによると、同ブランドの「マイティー・パッチ」は、ニキビ用絆創膏として有名になった。それを後押ししたのは、購入者が投稿した動画や、ライバルブランドの「星形パッチ」をジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)が利用している姿だった。

Popular

あわせて読みたい

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み