アマゾン、大量解雇とコスト削減の難局にジャシーCEOが檄。投資継続7分野にも言及【音源入手】

アマゾン

Eric Broder Van Dyke / Shutterstock.com

アマゾン社内で2月14日に開かれた全体集会で、CEOのアンディ・ジャシー(Andy Jassy)は従業員を奮起させるために檄を飛ばした。アマゾンが昨今直面している異例の難局を乗り越えるために、従業員に団結を促した格好だ。

Insiderはこの全体集会の音源を入手した。それによれば、ジャシーのメッセージは概ねこうだ。

既存事業、新規事業、組織横断的チーム、自社のカルチャーを前へ進めるためにやるべきことはたくさんあるが、それには「何カ月も」かかり、時には取り組みが「誤解」されることもあり得る。しかし、われわれの進歩がアマゾンを「再定義」し、今後の自社の立ち位置を高めてくれるだろう——。

「これは1カ月や2カ月でできることではありません。私たちは進歩しようとしている。毎月毎月、意義ある進歩を重ねていこうとしているんです。しかしこれには何カ月もかかり、時に誤解を受けたり、過少評価されることもあるでしょう。

あなた方は、今回起きていることが初めてのことではなく、また最後でもないことは分かっているはずです。

お客様に商品をお届けすることにひたむきに注力し、一人ひとりが主体的になすべき役割があることを認識し、組織の一員として問題の解決にあたる。そうすれば、私たちはすばらしいものを提供し、アマゾンという組織を再定義できると確信しています。

アマゾンにとって最高の時期は目の前に来ていると、強い手応えを感じています。みなさんと一緒にそれを実現することを楽しみにしています」(ジャシー)

このジャシーのコメントは、ここ数カ月アマゾンが同時並行で進めているコスト削減と投資に関し、従業員からの質問に答えてのものだ。アマゾンは成長の急ブレーキと景気低迷のダブルパンチで、1月に1万8000人の人員削減を発表し、複数の長期プロジェクトを凍結した。一方、食料品販売、ヘルスケア、個人用デバイスなどの分野には変わらず投資を続けるとしている。

投資を続けるのはどの分野?

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