お金に関して「共通認識」を持つカップルに見られる7つの特徴

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お金に関して相手と同じ認識を持っているかどうかは、2人の関係において重要なポイントだ。

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  • お金の管理に関して、パートナーと同じような認識を持っているカップルは多くない。
  • お金の話はデリケートな問題だが、同じ認識を持っているカップルは、一目瞭然だという。
  • ファイナンシャルプランナーたちが、お金に関して同じ認識を持っているカップルに見られる7つの特徴を教えてくれた。

お金に関してパートナーと共通の認識を持つということは必ずしも簡単ではないが、重要なポイントだ。

ファイナンシャルプランナーのクリスティーン・センテノ氏は、11年以上のFPとしての経験に基づき、「お金に関して全く同じ認識を持っているカップルは多くない」と指摘する。

反対に、同じ認識を持っているカップルは、一目瞭然だという。

本記事では、ファイナンシャルプランナーたちから聞いた、お金に関して同じ認識を持っているカップルに見られる7つの特徴を紹介しよう。

1. 共通の目標がある

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カップルとして経済的目標を達成するには、2人で一緒に取り組まなければならない。

一般的に、お金に関して認識を共有しているカップルは、2人が賛成した共通の目的を持ってセンテノ氏の元へ相談に訪れるという。

そのようなカップルは、「私たちは家を買いたい」「私たちは〜のために貯金をしたい」「私たちの資産で退職できるだろうか」という相談をしてくるそうだ。

2. お金に対する姿勢が同じである

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kazuma seki/Getty Images

お金に関して認識を共有しているかどうかは、それに対する姿勢からも分かるとセンテノ氏は言う。

そして、それはたいていの場合、退職後のための貯金を優先するのか、職場で確定拠出年金に加入するのかなど、貯蓄に対する姿勢に表れる。

貯蓄に対する考え方が同じで、何のために貯金しているのか双方が納得しているカップルは、お金に関して共通の認識を持っているとセンテノ氏は見ている。

3. 同じ価値観を持っている

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Yagi Studio/Getty Images

人生において共通の価値観を持っているカップルは、お金に関しても価値観が同じ場合が多い。サウスカロライナ州を拠点とするファイナンシャルプランナー、コリン・モイナハン氏は、お金に関して同じ考えを共有するためには、共通の価値観を持っていることが非常に大切なポイントだと指摘する。

彼はこれまで、それを裏付けるさまざまな場面に遭遇したという。例えば「1人は教育を重視するが、もう1人はそれほどでもない」カップルなど、2人の価値観が同じでないと、貯蓄や出費、投資などを決める時に苦労することになるだろう。

4. 互いの消費習慣について話し合い済みで、相手の希望も理解している

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JGalione/Getty Images

お金について共通の認識を持っているということは、お金の使い方についても同意済みであるということだ。このようなカップルの多くは、互いのお金の使い方について話し合ったことがあり、大きな買い物を1人で決める前に、何をしたら相手が安心するか承知している。

「支出の部分は人によって感覚が最も異なるところで、どこからが大きな買い物で、パートナーの許可が要るかどうかの判断基準は人によって異なる」とセンテノ氏は指摘する。

5. それぞれの担当が決まっている

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Drazen_/Getty Images

カップルとしてお金に関する方針を共有しているということは、どちらが何を担当しているか把握しているということでもある。

センテノ氏によれば、お金について共通認識を持っているカップルの多くは、家計に関するタスクのどの部分をどちらが担当するか、きちんと話し合っているという。「負担額はすべて折半だとしても、請求書の支払いや投資など、最終的な作業を負担するのは2人のうちのどちらかだ。すべての手続きを2人で一緒にやるということはないのだから」

6. FPに相談する前に2人で家計を整理している 

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Ippei Naoi/Getty Images

ファイナンシャルプランナーに相談に来る前に2人で家計を見直し、整理してきたカップルは、お金に関して共通の認識を持っていると言える。これを目に見える形で裏付ける、センテノ氏のお気に入りの証拠は、スプレッドシートだ。

「2人でスプレッドシートを見直し、すべての金額を明確に出した上で、“私たちはこうしたい”と相談を持ってくる」

7. 同じ温度感で取り組んでいる

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Yagi-Studio/Getty Images

モイナハン氏は、2人とも対応が早いカップルは、認識を共有している可能性が高いと考える。

反対に、どちらかが渋っている場合は、2人の間で何か賛同できていない部分があると言えるだろう。

例えば、「出費の確認に時間がかかっている夫に対し、妻の方はとても熱心に取り組み迅速に回答してくる。そういう場合、私は取り組みの遅い方に連絡し、時間がかかっている理由を聞く。すると、“忙しかったから”とか、色々な質問が返ってきたりする」。

「FPから見て、これは夫婦が同じ認識を持っていない最も顕著な特徴だと言える」

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