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VC直伝、読みやすいピッチデックの作り方。景気後退期でも資金調達の成功確率を高める3つのポイント

スタートアップ

Tim Gouw/Unsplash

ベンチャーキャピタルであるブルペン・キャピタル(Bullpen Capital)でゼネラルパートナーを務めるアン・ライ(Ann Lai)は、アメリカ中のスタートアップのファウンダーたちに電話をかける日々だ。

ライはクリエイターエコノミーを含むテクノロジーやデータといった領域のスタートアップに対する融資を主な業務としており、多様でまだそれほど評価が高まっていないスタートアップに関心がある。

最近では、ニック・チェン(Nick Chen)らが創業したクリエイター収益化のためのスタートアップ、ピコ(Pico)が650万ドルを調達したラウンドに関わった。

「資金調達環境はいま非常に悪化していますが、過小評価されているスタートアップにとってはいいことです。というのも、そういうスタートアップはスルーされることにも2倍働かなければならないことにも慣れていますから」(ライ)

アン・ライ

ブルペン・キャピタルのアン・ライ。

本人提供

2022年、とりわけ下期にVC資金が世界的に停滞したことを考えると、2023年に資金調達を行うスタートアップはそう多くはないだろうとライは予想する。しかしいずれ状況が好転すれば、起業家がVCに売り込むチャンスがやってくる。

ライが投資すべきスタートアップを判断するうで必ず目を通すのが、ピッチデックだ。ピッチデックとは、起業家がVCら投資家に対し、事業の目標、収益・売上・成長予測、資金を必要としている理由、その資金をどう使おうとしているのかを示すためのプレゼン資料である。

「ピッチデックは子ども向けの絵本のようなものでなくてはいけません。平易な言葉で、短く、ストーリーを伝えるものです」

以降では、今日のような厳しい経済状況下で資金調達を成功させるためにはどんな点を心がけてピッチデックを作成すればよいか、これまで何百ものピッチデックを見てきたライにアドバイスをしてもらった。

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