- エスター・クロフォードはイーロン・マスクがツイッターのCEOに就任した直後、オフィスのフロアで眠っている写真を撮られた。
- 彼女は管理職として、マスクの「ハードコア」な働き方を推進するカルチャーを体現していると見られていたが、レイオフされたと報じられている。
- クロフォードは2月26日、「Twitter2.0に全力投球」したことに後悔はないとツイートした。
ツイッター(Twitter)の管理職だったエスター・クロフォード(Esther Crawford)は、サンフランシスコ本社のオフィスの床で寝ているところを撮られた写真が公開され、それが大きな話題になった。現在はレイオフされたと報じられており、2023年2月26日に次のようにツイートした。
「私がツイッター2.0に全力投球したことに対する最悪の見解は、私の楽観主義や努力が間違いだったということだ。これを嘲笑う人は明らかに傍観者であり、アリーナにはいない。私は、騒ぎと混沌の中で仕事をしてきたチームを心から誇りに思う」
2月最後の週末に複数のメディアが、広告、製品、エンジニアリングのチームに影響するレイオフでクロフォードも解雇されたことを報じた。
プロダクトマネジメント部門を率いていたクロフォードは、ツイッターのイーロン・マスク(Elon Musk)CEOの「ハードコア」な働き方を推進するカルチャーを体現していると見られていた。というのも11月上旬に、彼女がサンフランシスコ本社の床で眠っている様子を同僚が撮影して公開して大きな話題になったからだ。
Insiderはツイッターとクロフォードに対して業務時間外にコメントを要請したが、返答は得られていない。
クロフォードは2020年12月、彼女が共同設立したスクリーンシェアリングのスタートアップをツイッターが買収した後、ツイッターに入社した。
クロフォードは、マスクがツイッターを買収する直前に同社を訪れた際、彼に自己紹介をして、社内のカフェで面談の場を設けた。だが上司からは勝手にマスクと接触してはいけないと叱責を受けたとフィナンシャル・タイムズが報じている。
マスクがツイッターで最初に大規模なレイオフをした際、クロフォードはそれを擁護したと報じられている。The Vergeによると、クロフォードはスラック(Slack)上でこれを支持する声を上げ、次のように書き込んだ。
「この過程で多くの優秀な人材がツイッターを去ることになり、心が痛む思いだが、事業は利益を生み出していないため、誰が会社を所有していようと生き残るには思い切った削減が必要だった」
クロフォードの2月26日のツイートに対し、「ツイッター2.0の基礎作りに尽力してくれてありがとう、エスター」といった応援のメッセージを寄せたツイッター現従業員もいた。
だが彼女を支持しないツイッターユーザーもいる。「働きすぎてはいけない」とあるユーザーはツイートした。また別のユーザーは「あなたが懸命に働いてくれたことが、今のツイッターのユーザー体験の質に反映されている」と、皮肉を込めて2月初旬に発生した不具合の問題に言及した。