最新の調査で、Z世代はAndroidよりiPhoneが好きなことがわかった。
Klaus Vedfelt/Getty Images
- Z世代はAndroidのスマホより、アップルのiPhoneを好むという調査結果が、ウォール・ストリート・ジャーナルの記事で紹介された。
- 23歳のある人物は、「ヘルスケア」アプリのような機能がある限り、自分が一生アップル派だとInsiderに語った。
- Counterpointのデータによると、2022年にアップルはアメリカのスマホ市場の半分以上を占めた。
Z世代はますますAndroidよりiPhoneを選んでいることが、最新のデータでわかった。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が先日取り上げた韓国ギャラップの調査によると、2022年時点で、18歳から29歳の韓国人のうち、約52%がiPhoneを所有しており、44%だった2020年の調査から上昇している。
一方、同じ層の約44%はサムスン(Samsung)のスマホを使っており、2年前の45%より1%の減少だった。サムスンのデバイスは、主に年齢が高い層が所有しているという。
アメリカと中国でアップルブーム
Z世代がiPhoneを好む傾向は、フィナンシャル・タイムズ(FT)で紹介されたアドテック企業Attainの調査でも示されている。アメリカでその年齢層の34%がiPhoneユーザーで、サムスンユーザーはわずか10%だ。
市場調査企業、Counterpointが2月20日に発表したデータによると、2022年第4四半期、アップル(Apple)は出荷台数が多いスマホメーカー第1位の座を獲得した。アップルは2022年第4四半期に7000万台のiPhoneを出荷しており、第3四半期の4920万台から42%も増加した。
Counterpointによると、アップルは2022年第4四半期におけるアメリカのスマホ市場で57%を占めた。中国では22%のシェアだ。Counterpointは、アップルが2022年第4四半期におけるアメリカと中国のトップスマホ販売メーカーだと述べている。
アップルは、Insiderのコメント要請に回答しなかった。
サムスンの広報担当者は、Insiderに「我々が知っているのは、すべてのお客様、選択肢と柔軟性を重視しているということだ。彼らは自分たちのテクノロジーに自分たちが何者で、何が好きかを反映させたいと考えている。これを受けて、我々はスマートフォンの柔軟性を高める必要性を反映した製品を開発しており、我々の『フォルダブル』のような、誰にとってもユニークに機能するデバイスのための複数の体験とフォームファクターを提供している」と述べた。
そして「我々はそこに大きな勢いを感じており、最新のGalaxy S23ですでに大きな牽引力になっている」と付け加えた。
他の機種はもう使えない
他の国でも、Z世代はiPhoneのファンでアップルを使い続ける予定だと話している。
ロンドンに住む23歳のオナー・ウッドリー(Honor Woodley)は、iPhoneのレイアウトやカメラ、MacBook、Apple Watch、AirPodsなどと互いに連携しているところが気に入っているとInsiderに話した。彼女は以前ブラックベリー(BlackBerry)を持っていたが、14歳のころにiPhoneに変え、もう戻ることはないという。
「友人がAndroidを持っていて、安くて容量の大きいものを提供していることは知っているが、Apple WatchとiPhoneのヘルスケアに関する機能や、iMessageを失うことは、選択肢としてない。私は一生100%、アップルで行く」と彼女は語った。
iPhoneへの忠誠心について語った22歳から26歳のZ世代の3人のうち、2人はAndroidのスマホを使った後、アップルに戻ったという。
別の韓国に住む22歳の大学生は、iPhoneのデザインと画像が好きだが、サムスンのスマホも美しくなっており、折りたたみ式モデルには幅広いカラー展開があると語った。
IDCが1月に発表したデータによると、Z世代のアップル人気に関わらず、サムスンが依然として出荷台数で世界一大きなスマホメーカーだ。サムスンは、折りたたみ式携帯電話のトップメーカーで、アップルは折りたたみ式モデルを販売する予定はない。