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ウーバーのドライバーがしてほしくない5つのこと

ウーバーは、すべての乗車が乗客とドライバーの両方にとって尊重しあえるよい体験になることを望んでいる。

ウーバーは、すべての乗車が乗客とドライバーの両方にとって尊重しあえるよい体験になることを望んでいる。

Jeffrey Greenberg/Universal Images Group via Getty Images

  • ウーバーのドライバー5人が、最悪な乗客についてInsiderに語った。
  • さまざまな大罪があるが、中でもチップを支払わない、失礼な態度を取る、ドライブスルーで停車を求めるといったことに彼らは悩まされている。
  • ドライバーのうち3人は、毎週1人は嫌な乗客を乗せると語った。

ウーバー(Uber)の配車を頼んでおいて時間を守らない、ドライバーに失礼な態度をとる、ドライブスルーに寄ってほしいと頼む…。これらはアメリカのウーバードライバーが嫌う乗客の行為だ。

彼らはさまざまな人を乗せる。中には極めて不愉快な乗客がいることを5人のドライバーがInsiderに語った。

ウーバーは2023年2月8日に発表した四半期決算で、2022年の最後の3カ月間、全世界で1日平均2300万回の乗車が記録されたと発表した。これは前年同期の1900万回と比べると19%増になっている。

事業は好調だが、ドライバーは嫌な目にあうこともある。5人のウーバードライバーが乗客の最悪な行為についてInsiderに語った。

1. 失礼な乗客

マナーの悪い乗客は、ドライバーにとっての悪夢となる。

「最悪の乗客は、無礼で、話していると怒り出す人だろう」と、カリフォルニア州オレンジ郡のドライバー、トレバー・マーティン(Trevor Martin)はInsiderに語っている。

「週に1回はそういう乗客に乗客にあたってしまう」

ウーバーのドライバー歴が1年以上で、1000回以上の乗務をこなしてきた彼は、体調不良の乗客や不衛生な乗客を乗せるのも嫌だという。

フロリダ州のドライバー、ジョン・レイシー(John Lacy)によると、最悪なのは大声で車のドアを叩き、敬意を払わない乗客だという。運転手になって8年、毎週3、4人はこうした乗客がやってくるという。

フロリダ州ジャクソンビルのドライバーで、10カ月間で3600回以上の乗務をこなしたデビッド・ハミルトン(David Hamilton)は、無礼だったり不潔だったりする嫌な乗客が週に1人はいると話している。

ウーバーの公式サイトによると、トラブルがあった場合、ドライバーはアプリで24時間365日体制のセーフティサポートチームに報告できるとしている。

2. ドライブスルーやコンビニエンスストアへ寄ってほしいと言う乗客

ドライブスルーやコンビニエンスストアへの立ち寄りを要求されることで、収入が圧迫されることもある。

「降車前にガソリンスタンドで10分ほど休憩したいと言われると収入に響いてしまう。それで断ると気まずくなる」とカリフォルニア州のドライバー、マイケル・エイド(Michael Eide)は語った。

乗客は、移動前と移動中にUberアプリを通じて、ルート上に最大2カ所の停車場所追加できる。だが、Insiderが以前報じているように、停車が3分以上続く場合は追加料金が課される。

エイドは忙しいときにドライブスルーやガソリンスタンドへの立ち寄りを希望する乗客は受け付けないようにしている。時間に対する報酬が十分ではないからだ。大晦日の午前1時にガソリンスタンドに立ち寄ることを要求した乗客に、追加料金の支払いを拒否されたとこともあるという。

「しかし、ある乗客が10分の停車に30ドルの現金を差し出してくれたことがあった。それは私の時間に見合ったもので、尊敬に値する行為だった」

3. チップを渡さない

チップを払わない乗客の存在も争点になっている。乗客は乗車後にアプリを通じてドライバーにチップを渡せるようになっており、チップは直接ドライバーの収入になる。シカゴ大学の経済学者がウーバーの4000万回以上もの乗車データを分析した2019年の研究によると、チップが支払われた乗車はわずか16%で、毎回チップを渡すという乗客はわずか1%だった。ウーバーは2017年7月にアプリでチップを支払える機能を導入している。

「短い距離しか走らないなら、もっとチップを渡してほしい」と、オーストラリアのメルボルンで1年近くウーバーのドライバーを務め、250回近い移動をこなしたパスクワーレ(Pasquale)は言う。彼は身元を保護するためにファミリーネームを伏せることを希望した。

パスクワーレは、短距離の移動に8ドルしか払わない乗客は、せめて3ドル余分にチップを渡してほしいと言う。

「もしみんながそうしてくれたら、良い気分で過ごせるだろう」

ドライバーとして4.91の星を獲得しているレイシーは「ほとんど誰もチップを払わない」と言う。自身が乗客になる場合はいつも最低5ドル、長距離であれば10ドルのチップを払っており、「数ドルでもうれしいものだ」と述べた。

4. 遅れて到着する

乗客が乗車時間に2分以上遅れると、追加料金が発生するか、その乗車がキャンセルされる。従来のタクシーとは異なり、ウーバードライバーは追加料金の発生まで2分間待たなくてはならない。5分経過するとドライバーは乗車をキャンセルすることができ、乗客にはキャンセル料が請求される。

エイドによると、5分以上待ってほしいと言う乗客もいるという。

5. 立ち入り禁止区域

エイドは、車の進入や停車が禁じられているエリアからの迎えを希望する乗客がいることも指摘した。

ウーバーはコミュニティガイドラインの中で、乗客を待つ間に駐車できる場所が制限される可能性があることをドライバーは認識しておく必要があると述べている。

ウーバーの広報担当者は「すべての乗車が乗客とドライバーの両方にとって尊重し合えるよい体験になることを望んでいる。だからこそ、ウーバーのアプリを使用するすべてのユーザーに対し、コミュニティガイドラインを遵守することを求めている」とInsiderに語った。

「ドライバーは我々に直接問題を訴えることができる。ガイドラインに違反するユーザーは、プラットフォームへアクセスする権利を失うことになる」

乗客の方も、ドライバーが自分にどのような評価をつけたのかについてアプリで見ることができる。よい評価なのか、悪い評価なのか、確認してみるといいだろう。

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