100円ショップ「DAISO(ダイソー)」が商標法違反の疑いで書類送検された。ファッションEC「SHEIN(シーイン)」に続き、低価格小売業の商標権や著作権への意識の薄さが露呈したかたちだ。
大創産業と社員が商標権違反で書類送検
100円ショップ「DAISO(ダイソー)」が商標法違反の疑いで書類送検されました。
shutterstock / Tang Yan Song
問題となっているのは、ダイソーが2022年に販売していた布(商品名「はぎれ」)だ。当該商品の一部のデザインが、有名高級ブランド「FENDI(フェンディ)」のデザインと酷似していた。
テレビ朝日によると、商品にはフェンディのロゴが入っていたという。
ダイソーが2022年に販売していた商品「はぎれ」。
出典:大創産業
3月3日、大創産業は同社と同社の社員が商標法違反の疑いで、横浜地方検察庁に書類送検されたと発表した。
商品はすでに販売停止しており、大創産業は以下のようにコメントしている。
「弊社と弊社社員が商標法違反の容疑で書類送検されたことは、誠に残念なことと考えております。弊社 としましては、引き続き捜査に誠実かつ全面的に協力してまいるとともに、本件を重く受け止め、品質管理体制の一層の強化に努め再発防止に向けて万全を期してまいります」