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異例の人気「シン・仮面ライダーチップス」はなぜ売り切れ続出したのか

パッケージは映画のデザイナー前田真宏氏描き下ろし

パッケージは映画のデザイナー前田真宏氏描き下ろし。

出典:カルビー

3月18日に公開予定の庵野秀明監督最新作『シン・仮面ライダー』をモチーフにしたカルビーのお菓子「シン・仮面ライダーチップス」(予想実売価格120円前後)「シン・仮面ライダースナック」(カルビーマルシェ限定、1ケース3袋入り、カード全48種類、シン・仮面ライダーアルバム1冊のセット:税込5500円、※販売終了)が異例の人気だ。

2月6日から一部コンビニやECサイトで数量限定、地域限定、期間限定で販売を始めたが、サイトでは即完売。販売を一時休止し、2月9日に再開するも、2時間足らずで売り切れになったとも報じられている。

現在はECサイトでプレミアム価格がついた商品を箱買いすることはできる一方、Twitterでは「コンビニでは今でもなかなか手に入れることができない」といった声が投稿されている。

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左は、既に完売した「シン・仮面ライダースナック」。右は1971年に特典カード付きで発売されていた「仮面ライダースナック」。デザインをオマージュしていることがわかる。

出典:カルビー

お菓子の特典カードで映画の未公開情報を公開

「シン・仮面ライダーチップス」はなぜプレミアム価格になるほどの人気を集めているのか?

完売状態になっている秘密は、一袋につき2枚付属している「特典カード」の巧みな付加価値の作り方にあるようだ。特典カードに映画の未公開情報(後述)が掲載されているほか、デザインは1971年に販売され人気となった「仮面ライダースナック」をオマージュしたもの。なお、写真はすべて映画の撮影中に撮り下ろしたもので、全48種類あることが公開されている。

『シン・仮面ライダー』は事前情報がかなり絞られた作品だが、登場するキャストや設定、あらすじを「特典カード」で初公開していくという、珍しい宣伝手法をとった。

こうした独特のプロモーションが、同作の公開を待つファンに刺さった、ということになる。

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メルカリなどフリマサイトではカードが多数出品されている。

「メルカリ」の商品一覧のスクリーンショット

カルビー「予想以上の反響。店頭のなくなり方が早い」

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出典:カルビー

映画の公開前に、未公開情報をカードに仕込むという独特の宣伝手法は、どんな経緯から生まれたのか。

カルビーはBusiness Insider Japanのメール取材に対し、そもそも映画に合わせた「シン・仮面ライダーチップス」や「シン・仮面ライダースナック」の企画は、カルビー側からのアプローチで始まったと説明する。

「映画の公開前に新情報・新画像を公開する」というアイデアは、配給元の東映との商品企画を進めるなかで生まれた。

品薄状態になっている反響について、カルビーは「予想以上の反響をいただいており、予想以上に店頭でのなくなり方が早いです」とし、想定以上のヒットになったとする。

なお、「シン・仮面ライダーチップス」は、実は24都道県(※)での数量限定、地域限定という販売形態をとっている。全国販売しなかった理由については、「製造キャパシティに限りがあるため全国販売は実施できませんでした。その状況の中で現在の販売エリアを選定」したとしている。

店頭での入手が難しくなっている背景には、供給面の問題として「購入できる地域が限定されていた」ことも関係していそうだ。

※販売地域:北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、長野県、山梨県、富山県、石川県、福井県、岐阜県、愛知県、三重県、静岡県。

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